M&A BANK Copyright©idealink Inc., All rights reserved.

実は外せる⁈経営者の連帯保証|Vol.249 | M&A BANK

M&Aインタビュー

M&A BANK > インタビュー > 実は外せる⁈経営者の連帯保証|Vol.249

2020.01.09

実は外せる⁈経営者の連帯保証|Vol.249

  1. HOME
  2. Twitter
  3. Facebook
  4. はてなブックマーク

 目次 

1.  日本政策金融公庫もマクドナルドと同じ?
2.  日本政策金融公庫の超おすすめメニュー
3.  連帯保証、実はあなたも外せます?!

 

日本政策金融公庫もマクドナルドと同じ?

島袋
今回も、ベンチャー融資に特化したコンサルティング会社代表、通称「借金させる王」の大野さんに来ていただいています。

大野さんは、エクイティじゃなくてデット、銀行からの調達に特化してコンサルティングをされているんですよね。面白い。

大野
そうなんですよ。
エクイティを支援するプレイヤーはたくさんいて、スタートアップの社長さんもエクイティをちゃんと勉強しているので、投資契約で騙されちゃった社長さんってあまりいないんですが、デットのことは全然知らないんですよね。そもそも借りられるとも思っていないから。

借りるんだったら自宅を担保に出さなきゃとか、親兄弟みんな連帯保証人にならなきゃとか思われているんですが、実はそんなことないんです。
今の金融機関は実はみんなスタートアップを支援したいと思っているんです。

島袋
そもそも融資って、どれくらい種類があるんですか?

大野
実はかなりあります。
銀行から借りるにしてもいろいろな借り方があります。
それに、政府系の金融機関である日本政策金融公庫ってありますよね。公庫とか国金と言われますが、そこからの借り方もいろいろあります。
なので、答えは「ここで答えることができないくらいいっぱいある」ですね。

たとえば僕たちがスタートアップの方向けにやっている融資の支援では、まずは日本政策金融公庫、公庫さんから借り入れをしましょうと話をしています。

公庫、国金から借り入れと言うと、みなさん何か急にテンション下がって「あーもうわかってるわ、知ってるわ」「この前言ってダメだって言われたわ」とか、「インターネットで見たわ」とおっしゃるんですけど、実は公庫での借り入れもめちゃくちゃ奥が深いんですよ。
日本政策金融公庫のホームページって見たことあります?

島袋
あるかもしれませんが、記憶にないくらいですね。

大野
ちゃんと見ないですよね。
ちゃんと見ると、「融資制度一覧」みたいなボタンがあって、そこを押すとメニューが60個くらいずらっと並ぶんです。
マクドナルドと一緒ですよ。

ハンバーガー屋さんのマクドナルドのホームページに、ハンバーガーのメニューが20個ぐらいずらっと並んでるのと同じで、お金を貸すのが専門の金融機関である日本政策金融公庫のページには、お金の貸し方、つまり融資のメニューがずらっと並んでいるんです。

島袋さんもそうだと思いますが、マクドナルドに行って、店員さんにハンバーガーを選んでもらう人っていないですよね。
お前ビックマックね」とか、「お前チーズバーガーね」とか言われたら、なんか嫌な感じするじゃないですか。

島袋
それめっちゃ嫌ですね(笑)

大野
だけど、金融機関に行って借りる時はまさに「お前このメニューね」「あんたこのメニューね」になっている。
ハンバーガーならペッと吐き出せばおしまいですけど、融資は契約ですから、なかなか吐き出せないんですよね。

だから僕はけっこう危ないと思っています。
融資メニューだから有利不利ももちろんあるし、その状況に合う合わないというのも多分あるはずなんです。

島袋
なるほどね。相手から提案されるのに従うだけじゃなく、こちらもある程度知識を持った状態で行くべきってことですか?

大野
そうなんですよ。
マクドナルドに行くのと同じように「今日はこれで借りよ」と思って行かないと、なんか適当なものを買わされちゃうんです。
だから、できればどのベンチャーさんもまずは金融公庫のホームページを見て、その中から「俺はこれだ」「私はこれだ」って選んで欲しいんです。
でもそれができるようになるにはたぶん2~3年かかります。
やっぱりハンバーガーよりちょっと難しいので。

島袋
難しいですね。

大野
だから僕たちは、最初のお手伝いをしています。

島袋
なるほどね、それ助かるな。

 

日本政策金融公庫の超おすすめメニュー

大野
たとえば1つ、融資のメニューを挙げると「中小企業経営力強化資金」というものがあります。

これは公庫さんからの借り入れになります。漢字が並んだから難しいですけど、ビッグマックみたいなもんです。「ビックマック美味しいよ」と同じで、「中小企業経営力強化資金が美味しいよ」「まずこれを食べてみな」ってことなんです。
なんで僕がこれをオススメするかと言うと、何を隠そう、これで借りると「経営者保証」を外せるんですよ。

通常、スタートアップの創業者の方がお金を借りるときは、経営者保証に入ってくださいとか、経営者の連帯保証に入ってくださいと言われて、急に個人の実印を取り出してバンと押すことになるんですが…

島袋
俺も押してる。

大野
世の中の中小企業の社長さんの90%が、経営者の連帯保証に入っていると言われていますが、あれってめちゃくちゃ怖い契約なんですよ。
簡単に言うと、万が一のときに島袋さんのところに取立て屋さんが来て、何もかも資材持ってっちゃう、みたいな契約ですから。
だからこれはなるべく外したいわけですが、これを必ず外せるのが「中小企業経営力強化資金」なんです。

島袋
先生、質問です。その分なかなか融資が通らないんじゃないですか?

大野
このメニューは全然知られていないから、誰にも使われていません。
でも、利用者のところには「中小企業者もしくは新規開業を行う場合も含む」と書いてあるので、スタートアップなんてまさにそうですから、使えるはずなんです。
なのに全然使われていない。

でも僕たちが支援する場合は100%外します。

島袋
それって、「また大野さん来たよ」「大野さん付き融資だったら外さなきゃいけないかな」という雰囲気になるんですか?

大野
だったらいいんですけど、全然違います。
制度としてあるものなので、政府系の金融機関が大野だけを贔屓してるくれるわけではないです。

 

連帯保証、実はあなたも外せます?!

大野
実は利用対象者のところに条件があって、「認定経営革新等支援機関の指導及び助言を受けている方だけが対象です」と書いてあるんです。認定支援機関の指導、受けてます?

島袋
全然記憶にないですね。

大野
でしょ。そもそも「認定支援機関ってなに?」って話で、見たことも聞いたこともないですよね。
だから連帯保証に入らされちゃうんです。

じゃあどうしたらいいかと言うと、今目の前にあるパソコンで「認定支援機関」って検索したらいいんです。
認定支援機関の人が出てくるので、「この人家近いな」と思った人に指導及び助言してくださいと言えば、一応上限はあるんですが、2000万円までだったら連帯保証を外せますよという枠に入れるんです。

島袋
知らなかった、そうなんだ!

大野
僕もOneWorldコンサルティングも認定支援機関なので、僕の支援および助言でもいいです。
一応公平を期すために言うと、認定支援機関はもちろんたくさんあります。
47都道府県に国から任命されている支援機関期間が、10月31日現在でなんと34,557もあるんです。日本のセブンイレブンの店舗数が国内店舗数が21000店舗なので、その1.6~1.7倍あるんです。なのに知らないから、みんなぽんぽん連帯保証に入っちゃう。

島袋
知らなかったなー。

大野
ちなみに認定支援機関の3/4は税理士と言われています。だからおそらく、みなさんの顧問の先生も認定支援機関です。
税理士は紙ペラ3枚出せばみんな認定支援機関になれるので、みんな登録登録をしています。でもやっぱりみなさんお忙しいから、その支援業務にまで手が回らない。
うちもグループ会社で税理士法人を持っていますが、そっちでは手が回らないから、コンサルティングの別会社を立ててそこでも認定支援機関を取って、融資の支援をやっているんです。

島袋
知らなかったな。みんな知らないですよね。
今のお話は、その長かった名前の融資に限ってのことですよね。

大野
はい、中小企業経営力強化資金であれば必ず。その他だと交渉になっちゃいます。状況がよければですね。
財務諸表がよくて、たとえば社長と会社がちゃんと分離されているといった条件が揃えばできるんですが、中小企業とかスタートアップでそんな綺麗に分離されている会社はほとんどないので、みなさん入っちゃっているんです。

島袋
これはまさかの情報が出てきましたね!
その他にどうすればより借りやすくなるのか、もっと具体的に聞きたいところですが、お時間ですのでそこはまた次回伺っていきます。

次回もどうぞお見逃しなく!

【出演者情報】
■大野修平:OneWorldコンサルティング株式会社-代表取締役 兼 公認会計士・税理士
大学卒業後、有限責任監査法人トーマツへ入所。金融インダストリーグループにて、主に銀行、証券、保険会社の監査に従事。トーマツ退所後は、OneWorld税理士法人にて開業支援、融資支援、税務顧問などの業務を行う。また、毎週、補助金と融資の勉強会を開催し、スタートアップの資金繰り支援にも力を入れている。

■島袋直樹:M&A BANK株式会社-取締役会長
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡し、2018年3月よりM&A BANKの運営を開始。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。

順次更新、大野さんの出演動画 一気見はこちらから
(M&A BANK YouTubeチャンネル)

定額でM&Aの相談ができる、セカンドオピニオンサービス
※アドバイザーのご紹介も可能

その他ご相談、お問合せ

 

  1. HOME
  2. Twitter
  3. Facebook
  4. はてなブックマーク

新着M&Aインタビュー

もっと読む

新着M&Aニュース

もっと読む

アクセスランキング

案件情報をお探しの方 担当からすぐに連絡いたします。



連絡手段の希望:
電話メール