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スタートアップが狙うべき補助金・助成金|Vol.251 | M&A BANK

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2020.01.14

スタートアップが狙うべき補助金・助成金|Vol.251

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 目次 

1.  補助金と助成金、とにかく理解しておくべきこと
2.  スタートアップが狙うべき補助金、そのタイミング
3.  1000万、3000万が補助されるものもある!!

 

補助金と助成金、とにかく理解しておくべきこと

島袋
調達絡みで、補助金助成金についてもお聞きしたいと思います。

補助金と助成金はどのように検討するんですか?

大野
そもそもスタートとして、補助金と助成金の違いをみなさんよくわかっていないと思います。
みんなごちゃごちゃで使うんですが、実はちゃんとした定義がないからそうなるんです。

島袋
そうなんですね。

大野
だから、いろいろな人がいろいろな使い方をしています。
たとえば国が保証補助金って言っていたり、都道府県は助成金と言っていたりする。
このまま話を進めるとこの収録もうまくいかないと思うので、まずは僕の定義を話します。

補助金というのは経産省系のもので、国が予算を決めて、その予算を全国の中小企業スタートアップで奪い合うものです。
だから、計画評価系の採択になります。計画書を評価して、上位何社かが取っていくのが補助金です。
補助金は基本的には経費助成と言って、使った金額の2/3とか1/2とかがもらえる。これが僕の定義としての補助金の形です。

もう1つは助成金ですね。こちらは厚労省系のもので、人を雇った時にもらえるのが助成金と考えるのが1番いいと思います。
助成金は計画評価系ではなく、条件充足型なので、ちゃんとやれば必ずもらえます

そのもらい方も、経費助成だけではなく、制度を導入するともらえるものもあります。
わかりやすい例で言うと、今働き方改革ってありますが、たとえば日本の会社は前の日夜中の3時まで働いても、次の日朝8時が定時だったら8時に出社しないと遅刻扱いになりますよね。
スタートアップだとこういうことも多いかもしれませんが、2ヶ月3ヶ月と続けちゃうと死んじゃいますから、これはよくない。だから勤務間インターバルという制度を作った。
たとえば前の日帰った時間から、次の出社までは9時間とか11時間空けられるよう、出社の時刻をずらしましょうというものです。
それを職務規定に入れてちゃんと守ったら、国から100万円もらえる、というような形です。

島袋
なるほどね。

大野
これは1円もお金がかからない。職務規定に入れて、みんなで守ればもらえるお金。これが助成金です。
厚労省系なので、社労士さんの管轄です。
助成金は人を雇った時にもらえるもので、この原資は実は税金じゃなくて、労働保険料なんです。

島袋
そうなんですか。

大野
そうなんですよ。だから人を雇った時にもらえるのが助成金なんです。
一方で補助金は、みんなが払ってる税金です。だから僕たちも管轄になるので、補助金の支援をやっています。いろいろな補助金がありますよ。

 

スタートアップが狙うべき補助金、そのタイミング

大野
補助金の話に入りますね。
補助金は、国の予算を中小企業で奪い合う形になるので、「こういう企業・こういうことをやろうとしている会社集まれ~」みたいな発表が行われるんです。
それは国の予算決定の都合上、公募はだいたい2月から6月ぐらいまでがピークになるんです。
僕たちは「節分から梅雨入りまで」とよく言うんですが、ここで日本中の補助金が矢継ぎ早に出されます。

島袋
そうなんですね。

大野
その時期は中小企業のホームページをよく見ておいた方がいいですよ。ニュースのところにポンポン出てきますから。

島袋
補助金が。

大野
スタートアップだと「創業補助金」とかを考えるかもしれませんが、国の創業補助金は少なくとも今年はなくなっていました。たぶん来年もないと思います。なくなるだとうと言われていて本当になくなったので。

これはなぜかと言うと、創業者に数百とかお金を渡したり、使った金額の2/3を補助するよと言うと、スタートアップだとまだ金銭感覚がついていないので、お金の使い方がわからずに潰れちゃうケースがけっこう多いんですよ。

島袋さんもそうだったと思うんですが、たとえば僕が今から1年ランチを2/3補助しますって言ったら、なるべく1000円以内に収めようと思っていたランチも、大野が2/3補助してくれると思ったら2000円のビジネスコースを頼んじゃおうとなるじゃないですか。

島袋
毎日2回Uber(Eats)を頼みますね。

大野
そうですよね。それを1年続けるとそれに慣れちゃいます。でも補助は必ず終わるんですよね。
終わってからも「俺も別に贅沢してないんだけどな」と言いながらUberを2回頼んじゃって、どんどんお金なくなってそのまま潰れちゃう。
だから創業補助金というのはやめることになって、おそらく来年もないと思います。

では何があるかと言うと、「東京都創業助成金」というものがあります。ややこしいですが、これは名前に反して補助金なんです。

これは創業5年未満の方がもらえるものなんですが、都もじゃんじゃか出せばいいとは思っていないので、一定の制限をかけています。そもそも応募するのに17個ぐらいの用件があって、どれかを満たしているないといけなかったりします。
たとえば、東京都がやっているASACという青山のインキュベーション施設で選ばれた人とか。おそらく年に10社ぐらいしか選ばれないですけれど。
あともう少し簡単な条件としては、丸の内に東京創業ステーションという半民半官みたいな施設があって、そこで3~4ヶ月事業計画書の作成支援を受けて修了した人、というものもあります。

そこから審査が行われて、年間にだいたい100社〜150社が受かるのが東京都の創業助成金です。

島袋
いくらぐらいもらえるんですか?

大野
これが300万円の補助で2/3なので、450万円使えば300万円もらえるというものです。
でも、準備もけっこう大変ですし、やっぱり税金なので報告報告もめちゃくちゃ大変なんですよ。
何にいくら使ったか、きちんと報告しないとお金をもらえない

島袋
なるほど。そこで絶対書いちゃいけない項目って何ですか?

大野
基本的には嘘をついちゃだめですね。原資が税金というところで不正受給することになりますから、最悪懲役もあるので。
それと、申請の仕方を失敗してしまうともらえないので、やっぱり補助金を取るときはコンサルしてくれる専門家を入れた方がいいとは思います。

島袋
大野さんのところはやっているんですか?

大野
うちも一応やっています。
でも、やっぱり補助金って合格しても、報告をした後にたとえば300万円貰えるような形なので、お金がもらえるのってけっこう先なんです。
その場合はそれまでに450万の支払いまで完了しておかないといけないので、ここでも資金的な手当てをしておかないといけない。
なので結局、補助金支援の場合も融資はやります

島袋
なるほどね(笑)。アップセルしてる。

大野
そういうこともやってます。

島袋
なるほどね、でも企業としてはそっちの方が絶対いいですよね。

 

1000万、3000万が補助されるものもある!!

大野
あと、毎年あるのは「ものづくり補助金」ですね。これは大体1000万で2/3補助なので、1500万くらいまで使えます。
他にも「新連携支援補助金」というものもあって、これは産・学・官の連携をするともらえるものですが、これだと毎年もらえるんですよ。

さらに、それがIOTとかブロックチェーンといった最先端の分野に合致すると、3000万円の補助があるんですよ。

島袋
でかいぞこれ!

大野
2/3で3000万補助なので、4500万ですね。これは2年間の補助になるので、2年間の4500万円の補助研究員費とか人件費も、ほぼそれでカバーできるんです。

島袋
へぇ!

大野
ただ、ものづくり補助金はだいたい2万社が申し込んで1万社受かるんですが、新連携は少なくて、60数社が持ち込んで30何社が受かるような感じです。

島袋
ちなみにそのサポートは…。

大野
もちろんやっています。それも資金的な手当てが必要なので融資も。

島袋
やっぱりすごいですね大野さん。
ベンチャー経営者のみなさん、ファイナンスに悩んだらまずはエクイティで行く前に大野さんぜひご連絡してみてください。

いや~本当にいい話をありがとうございました。

大野
とんでもないです、こちらこそです。

島袋
ではまた、M&A BANKでお会いしましょう!ありがとうございました。

【出演者情報】
■大野修平:OneWorldコンサルティング株式会社-代表取締役 兼 公認会計士・税理士
大学卒業後、有限責任監査法人トーマツへ入所。金融インダストリーグループにて、主に銀行、証券、保険会社の監査に従事。トーマツ退所後は、OneWorld税理士法人にて開業支援、融資支援、税務顧問などの業務を行う。また、毎週、補助金と融資の勉強会を開催し、スタートアップの資金繰り支援にも力を入れている。

■島袋直樹:M&A BANK株式会社-取締役会長
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡し、2018年3月よりM&A BANKの運営を開始。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。

順次更新、大野さんの出演動画 一気見はこちらから
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