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M&A BANK、これまでのゲストから見えてきたもの|Vol.118 | M&A BANK

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2018.12.27

M&A BANK、これまでのゲストから見えてきたもの|Vol.118

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イグジットした起業家の、2つの共通点

島袋
今回は冨岡くんと、2018年のM&A BANKインタビューを振り返ってみたいと思います。

冨岡
そうですね。まず、ご出演いただいたバイアウト経営者に共通して言えることってなんでしょうか。

島袋
売り手の方ですよね。
1番の特徴は時間の意識かなと思います。
一定の期限内に事業をイグジットさせる」ということに、すごく重きを置いている人が多かったかなと。

先日、あしたのチームの髙橋さんもおっしゃっていましたが、100%株式を持ち続けるべき理由ってないじゃないですか。希薄化してでも(成長にかかる)時間を短縮して早めにイグジットした方が、事業にかかわる人にとって幸せだと思います。
IPOは監査が入ったりして時間もかかるので、そういうのがあまり得意じゃない人が多いのかなと思います。

あとは、けっこう事業意欲がある、次々といろんなことをやりたい人、かな。

冨岡
上がっちゃっている(引退している)人はほとんどいないですよね。
M&Aして、「もういいや」となった方は。

島袋
いないですね。投資家とか実業家とか、いろんな形でまた次のチャレンジをされていて、むしろバイアウトした後の方が働いているとみなさんおっしゃってましたし。
バイアウトした後の方の年収が上がっている人が多かったのも、びっくりでしたね。

冨岡
2回目の冒険じゃないですけど、やっぱりレベルアップして強くなっているんでしょうね。
1回目より簡単にステップアップしていくみたいなところもあるかもしれません。

島袋
あと、バイアウト組のコミュニティができるんですよ。それが強いなと思っていて。
ちなみに、バイアウト組の合コンはかなり豪華でした。

冨岡
すごそう。(笑)

島袋
いやいや、冨岡くんも来たじゃないですか。(笑)
相手の女性陣もすごかったでしょ。

上場企業も、印象が良くないといけない

島袋
あと、上場企業に関しては、風呂敷を広げている、男気ある経営者に案件が集まっていますよね。
ベクトルさんだったり、シェアリングテクノロジーさんだったり、クルーズさん、エニグモさん、それこそアドウェイズの岡村さんもそうですし、インタースペースさんも。


M&Aが盛んになってきている今、「あの会社渋いからな~」と思われてしまったら、ちょっときついですよね。

冨岡
ほとんどの会社が1個2個のM&Aで終わりじゃないですからね。
その後もM&Aをやっていきたいのに、「この会社は(M&Aのときに)こういうところがあってよくなかった」みたいな噂が立ってしまうと、業界の中ですぐ広まってしまうので、そのあとやりにくくなると思います。

その点では、以前出演していただいた「笑うメディア クレイジー」の伊藤さんが、ベクトル社に買収された後もずっと残っているという件。
これは「仲良くやっています」というリリースやニュースを見るより、「うまくいっているんだな」「居心地がいいんだな」ということが事実として伝わってきますよね。そういうのは大事です。

怖いタイプの、やり手の上場企業もいました…

冨岡
あと、ネガティブというか、気をつけた方がいいよ、という話だと、怖い上場企業もいらっしゃる、ということですよね。

島袋
怖かったな~

冨岡
「実際はこういう交渉の仕方だったんですよ」というお話を公開したら、「バラすな!」と連絡が来たりして…

島袋
嘘を言ったわけじゃなかったのに、消されちゃいましたね。

冨岡
交渉の最終段階にきて、「実はこの条件でお願いしたいんだけど」と言ってくる上場会社さんもありましたね。
DDしていく中でどんどん下げていって、最終的にものすごい安価で買うとか。本当にトラブルや問題がいろいろ見つかったんだったらいいんですけど、最初からそのつもりだった、というケースもあったりしますからね。

起業家サイドからすれば、もうそこまで話しているので、買い叩かれても「売っちゃえ」ってなるんですよ。
これって、実際に交渉が始まるとなかなか防ぐのが難しいと思うので、その買い手さんはそういうことをしてこないか、事前に確認できたほうがいいですね。

島袋
それはどうやって確認するんですか?

冨岡
ここでは直接的には言えませんが、M&A BANKにお問い合わせいただければ、アドバイスはできます

島袋
そうか、確かに。(笑)
「ここどうですか?」と言われたら、「そこじゃないほうがいいよ」といったことは言えますからね。

では、今回もお時間になりましたので、このあたりで失礼します。
次回はこれまでのインタビューのダイジェストをお送りしますので、どうぞお楽しみに!

【出演者情報】
■島袋直樹:IdeaLink株式会社-代表取締役
2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡。尊敬するじげん社に倣い、「事業家集団IdeaLink」を目指す。
■冨岡 大悟:TOMIOKA C.P.A OFFICE 代表/公認会計士
オーストラリア帰りのM&Aバンカー。IPO、M&A、資金調達、事業開発等のコンサルティングを行う。IdeaLinkの他にも複数社の社外役員を務める。

【IdeaLink株式会社のM&A実施背景】
資本力と競合優位性を俯瞰して自社サービスを見直した際に、現状の経営資源では更なる成長は困難と判断。2017年12月25日、シェアリングテクノロジー株式会社(東証マザーズ3989)に新設分割により「フランチャイズの窓口」、クレジットカード比較4サイトを売却。その後は売却した資金をもとに、「事業家集団」として新たなビジネスの種まきに奮闘中。

【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCbxAeKe2f9WZGbKy1jHV0Dw

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