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TOBで上場企業をファンドに売却【ネットマーケティング創業者・宮本邦久氏】|Vol.799-800

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2023.02.11

TOBで上場企業をファンドに売却【ネットマーケティング創業者・宮本邦久氏】|Vol.799-800

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ネットマーケティング創業者、宮本さん登場!生々しいTOBの実態をお話しいただきました。

▶動画の一気見はこちらから◀

 

ゲスト■宮本 邦久氏 株式会社ネットマーケティング創業者・エンジェル投資家
1998年、慶応義塾大学総合政策学部(SFC)卒業、日商岩井(現、双日)入社。2000年、同社から分社独立したベンチャーキャピタル(ITX)へ転籍。2004年、(株)ネットマーケティング創業。代表取締役就任。2022年、同社代表取締役退任。エンジェル投資家としての活動を本格稼働。Twitter
Angel port:
https://angl.jp/netm-miyamoto

【(株)ネットマーケティング 沿革】
2004年~:インターネットマーケティング事業(アフィリエイト/SNS)開始
2012年~:恋活婚活マッチングサービス事業「Omiai」開始
2017年:東証JASDAQ 市場に上場
2018年:東証二部上場
2019年:東証一部上場(2022.06期業績:売上151億円、経常4.3億円)
2022年:米国ベインキャピタル社へTOB

聞き手島袋 直樹 連続起業家・M&A BANK株式会社 取締役会長
全米600店舗展開中の世界最大ピラティスチェーン「Club pilates」の日本とシンガポール法人の代表。上場企業への2度のM&Aによる億単位の売却実績を持つ。M&Aに特化したyoutubeチャンネル「M&A BANK」のメインMCのほか、薬用育毛剤「REDEN 」を販売するD2Cメーカー株式会社美元の代表を務める。2019年からシンガポール在住。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。 Twitter

 

 目次 

【TOBで上場廃止】あの創業社長がファンドに上場企業を売却!なぜ!?
【起業家のキャリア】TOBでファンドに売却しEXIT!すべてを経験して思うこととは

 

 

【TOBで上場廃止】あの創業社長がファンドに上場企業を売却!なぜ!?

 

ネットマーケティング創業者 宮本さん登場!

宮本さんの経歴
ネットマーケティング創業者で2017年3月に上場
2022年8月10日にTOBでベインキャピタルに売却
同年12月に代表を退任し現在はエンジェル投資家として活動

 

TOBをしようと思った理由

TOBに応じた理由
ユニコーンを目指して事業を拡大するのに自分の力では足りないと感じていた
ベンチャーキャピタルで働いていた経験から、エンジェル投資家になってベンチャーに出資したいと考えていた

マッチングアプリ市場の状況
1社独占になることはなくても、競合が増え競争が激化している状況ではあった
ネットマーケティング社のOmiaiとはターゲット層が異なるwithを抱えるベインキャピタルに加わること
で、良いシナジーが生まれるのではと期待できた

 

TOBに進んだ経緯と社内の反応

声をかけたのはベインキャピタル側
2021年から継続的にベインキャピタル側から声がかかっていた
かなり悩んだが、上述の理由でTOBを決意

TOBに対して役員や株主の反応
最初は社内でも抵抗感はあったが、現在の会社の状況や自分の展望を丁寧に説明して了承を得ていった
インサイダー情報なので、半月ほどかけて役員にのみ話した

 

TOBはどんな風に進むのか?

TOBの成立要件
プレミアムは60~70%ほどで相場(40%ほど)より高めでスムーズに進行
株はほとんど宮本さんとNo.2の方が持っていた
※TOBは3分の2以上買い取らないと成立しない

DDの細かさ、TOBならではの制限!?
巨額のM&A実績の多いアメリカの巨大エクイティファンドが買い手なのもあり、手加減されても600問近くの質問が来た
上場企業社長はTOBのDDに参加できないルールで、役員と売却先だけで交渉は行われるため、何が行われているのか全く把握できなかった

TOBのリリースと価格の決定
価格の決定は多くの場合締結発表当日ギリギリまで交渉がなされる

 

▶動画はこちら

 

 

【起業家のキャリア】TOBでファンドに売却しEXIT!すべてを経験して思うこととは

 

TOB決定後 他の買い主が現れる!?

TOBは決まってもすぐに実行できない
他に買い主が現れる可能性があるので、TOB発表から実行まで1ヶ月の猶予期間を設ける

 

今後、投資家として……

投資ターゲットとなる事業のフェーズ
10億円未満のプレシードまたはシード
プロダクトはあるもしくは作っていてお客さんはいても赤字
PMFに向けて頑張っている段階

投資ターゲットとなる領域や経営者
投資領域はITやWebサービスでtoB/toCはどちらも見ている
一番見ているのは、「経営者がどこまで到達したいのか(視座の高さ)」
どこまでの覚悟ができているかは自身の経営経験からも重要だと考えている

すでに14社に出資、投資先を見つける方法は?
シードのVCへの出資から起業家とパイプラインを構築
接点を持った起業家からの紹介
カンファレンスのピッチを見て自分からコンタクトを取る

投資家としての宮本さんの強さ
自身の経験を踏まえた上場へのマインドセットや準備のお手伝い
シードの起業家をシリーズAのVCさんへ橋渡しができる

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