M&Aニュースピックアップ｜18.9.24~18.9.28 | M&A BANK

直近1週間で気になったM&Aニュースを取り上げ、関連情報と合わせてお届けします。
※メディア掲載のタイミングにより、直前の期間のニュースが一部含まれる場合があります。

Slackがメールの支配へ向けてAstroを買収

Slackが今日（米国時間9/24）、メールアシスタントAstrobotを抱えるベイエリアのスタートアップAstroを買収した、と発表した。これは、Slackのこれまでで最大の買収*で、企業のワークプレースの総合的プラットホームを提供するという同社のビジョンの実現に向かって、今度はメールとカレンダーが加わることになった。〔*: Astroの社員28名は、これまでで最多。〕……
記事引用元：https://jp.techcrunch.com/2018/09/25/2018-09-24-slack-acquires-astro-to-conquer-email/

・サンフランシスコ発、2013年創業のSlack
・日本（大阪）発2000年創業のチャットーワークと合わせて2大チャットツールと言われる

エンジニア人気の強いSlack、利用者がさらに拡大するか
これまではSlack、チャットワークともに「チャットが来るとメール通知が入る」形でメールと連携していましたが、今回の買収では「メールとSlackの統合」「相互運用性」に触れられており、さらに連携が進むことが考えられます。弊社はチャットワーク派なので、チャット―ワークにもぜひ頑張ってほしいところです。

サイバーエージェントが町田ゼルビアを買収へ 資金面をバックアップ

ＩＴ大手「サイバーエージェント」（東京・渋谷）がサッカー・Ｊリーグ２部のＦＣ町田ゼルビア（東京・町田市）の経営権を取得する方針を固めたことが２７日、分かった。同社とクラブが大筋で合意した。
複数の関係者によると、サイバー側は１０億円以上でクラブ保有株の過半数を取得し、２０１９年からチーム運営に本格的に関わる。クラブ強化費など資金面をバックアップするとともに、社員らも派遣する方針。今後は、チーム編成などについても協議を続けていく。年内にも正式発表される見通しだ。同社では、初めてとなるプロスポーツへの本格的な参入となる。……

記事引用元：http://news.livedoor.com/article/detail/15367561/

・本日10月1日に正式発表される見通し
・最近ではＪ１に昇格したばかりの湘南ベルマーレがライザップの傘下に入ったことも話題になった

サイバーエージェント、サッカー業界でも存在感を増すか
アベマＴＶの躍進が目立つサイバーエージェント。サッカー業界ではこれまでにも東京ヴェルディとの資本・事業提携や、子会社のサイゲームスによるサガン鳥栖とのスポンサー契約が結ばれていたことがありましたが、今回はよりチームの経営に大きく関わることになりそうです。

コムキャスト、スカイ完全子会社化へ　動画配信に注力

……米欧をまたいだ巨大メディア再編に26日、決着のメドが立った。米メディア大手21世紀フォックスは同日、米同業コムキャストに英有料放送局スカイ株39%を売却する意向を示した。これにより、コムキャストは欧州に2300万人の契約者を抱えるスカイを完全に手中に収め、欧州でも存在感を増している動画配信のネットフリックスに対抗する。……
記事引用元：https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35827310X20C18A9TJ1000/

・コムキャストとフォックスのどちらの手に渡るか、長らくニュースになっていたスカイ案件に決着
・ディズニーのさらなる躍進がいったんは食い止められた

動画コンテンツ業界を刺激するネットフリックス
今回の案件、もしフォックスが競り勝っていれば、7月にフォックスのコンテンツ資産を買収したディズニーがスカイを引き継ぎ、ネットフリックスとの戦いをさらに進める見込みでした。
今回の結果を受け、フォックスのメディア資産が、大きくはコムキャストとディズニーで分割されることになるようです。