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M&Aニュースピックアップ|19.09.02~19.09.06 | M&A BANK

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2019.09.09

M&Aニュースピックアップ|19.09.02~19.09.06

安田あかね:M&A BANK編集部 ライター

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直近1週間で気になったM&Aニュースを取り上げ、関連情報と合わせてお届けします。
※メディア掲載のタイミングにより、直前の期間のニュースが一部含まれる場合があります。
があります。

M&Aによる復活、買い妙味十分の建設株をロックオン
……建設業界のM&Aニーズは、これまでになく高い水準にある。日本M&Aセンターによると、18年の国内建設業のM&A件数は過去最多を記録した。こうしたなか、後継者不在や技術者を確保するための買収が盛んだ。……
記事引用元:https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201909050879

・高い需要にもかかわらず、人手・後継者不足で休廃業・解散が多い建設業界に再編の波

成長戦略にも、課題解決にも使われるM&A

18年には休廃業・解散が9000件を超えた建設業界。合併することで後継者不在問題を解決したり、人手を増やすことで需要にこたえようとしたりする動きが活発になっています。
新しいビジネスで攻めたいときだけでなく、足りないものを補うときにもM&Aは活用されます。

国内のM&A件数は、バブル崩壊直後とリーマンショック~東日本大震災の間を除いて増加しています。
景気が大幅に悪化すると、買い手需要が落ち込んで件数が減る傾向はあるものの、苦境を乗り越えるためにこそ買収でスピードを買う決断が下されることもあるため、件数が減少し続けるということは今後もあまりなさそうです。

 

トリプルアイズ、渡辺明三冠の師匠・所司和晴七段が運営する株式会社棋創社の株式の取得(完全子会社化)
株式会社トリプルアイズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:福原 智)は、2019年9月1日に、将棋道場・将棋教室の運営を行う株式会社棋創社(本社:千葉県船橋市、代表取締役:所司 和晴[以下、棋創社])の全株式を取得し、完全子会社化しましたのでお知らせいたします。…………
記事引用元:https://www.excite.co.jp/news/article/Dreamnews_0000201188/

・ITコンサルティングのトリプルアイズ社が、プロ棋士を育成する将棋道場運営の棋創社を完全子会社化
・道場・教室運営をブラッシュアップし、優秀なIT人材の育成につなげる

「将棋が強い人はITも強い」

代表・CFOともに将棋の有段者であるトリプルアイズ社は、会社の部活動として将棋に積極的に取り組み、企業チームのトップリーグに唯一のIT企業として所属するほか、今年3月にはそのメンバーに将棋で勝ったら一発採用、という一風変わった取り組みも始めています。
「将棋の普及が優秀なIT人材育成につながる」という考えのもと、将棋の普及を応援するVチューバ―活動も開始しているとのこと。
歴史があり渋いイメージの将棋と最先端のIT領域が「優秀な人材の育成」という共通の目的のもとで融合した事例、ということになりそうです。
最近はプロスポーツチームの買収も度々話題になっていますが、育成段階に関わること、人材活用を見据えているということもあり、一層興味深いです。

なお、「完全子会社化」後は親会社が経営の意思決定を支配できますが、親会社とは別の会社として存続する形になります。親会社から出資や融資、寄付を受けることも可能です。
今後どんな投資が行われていくのか、気になる案件です。

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安田あかね:M&A BANK編集部 ライター

大阪大学人間科学部を卒業後、教育系企業に就職。新規事業部にて新サービスの運営基盤づくり、スタッフの管理育成やイベント企画に携わる。
IdeaLink社ではウェブマーケティング領域の業務を経て、M&A BANKの立ち上げ・運営に関わる。サイト管理の他、経営者インタビューや記事の編集を担当。

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