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2019.10.07

M&Aニュースピックアップ|19.09.30~19.10.04

安田あかね:M&A BANK編集部 ライター

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直近1週間で気になったM&Aニュースを取り上げ、関連情報と合わせてお届けします。
※メディア掲載のタイミングにより、直前の期間のニュースが一部含まれる場合があります。

TKP、台湾リージャスの持分取得(子会社化)完了アジアでの事業展開の本格化
株式会社ティーケーピーは、2019年8月9日付「台湾におけるリージャス事業運営会社計13社の持分取得(子会社化)に関するお知らせ」にて公表したとおり、2019年9月30日付で、当社の特別目的会社である株式会社TKPSPV-10号を通じてIWGのグループ会社であるIWG Group Holdings Sarl及びRegus Group Limited(以下、台湾リージャス)より、台湾におけるリージャス事業を運営する台湾子会社計13社の持分全てを取得し、子会社化する手続きを完了しましたので、お知らせいたします。…………
記事引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48520450T10C19A8TJ2000/

・今年4月には最大手の日本リージャスを買収してシェアオフィス事業に参入しているTKP
・アジアでのネットワーク展開の一歩目として台湾へ進出する

意外に新しいTKPの海外進出戦略
TKPの設立は2005年だそうです。2015年に社会人になった筆者にとってはそこら中に会議室があるイメージが強かったので、意外に新しいなという印象でした。
実は2010年にアメリカでも貸し会議室事業やホテル宴会場の運営を始めており、既に海外進出は果たしているとのこと。
4月に買収した日本リージャスとの事業統合シナジー拡大のために選ばれたのが、台湾リージャスでした。台湾は親日国であり、法人税率も比較的低く、中国・東南アジア進出を見据えた最初の進出拠点として魅力的な国だと言われています。
失敗できない台湾での事業展開、要注目です。

楽天とLa New社、台湾のプロ野球チーム「ラミゴ モンキーズ」の全株式譲渡に向けた基本合意書を締結
楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下「楽天」)とLa New International Corporation(本社:台湾・新北市、董事長:劉保佑、以下「La New社」)は、La New社の子会社で台湾のプロ野球チーム「ラミゴ モンキーズ」の運営会社であるLamigo Monkeys Co.(以下、Lamigo社)の楽天への全株式の譲渡に向けた基本合意書を締結しましたのでお知らせします。楽天は今回の株式取得により、2020年シーズンより台湾プロ野球リーグ(CPBL)に参入する予定です。……
記事引用元:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0919_01.html

・楽天が日本球界初となる海外球団の本格的買収を発表
・2008年に進出、今年から販路拡大に注力している台湾でナンバーワン球団を手に入れた

スポーツチームの買収、今度は海外へ
最近特に増えたように感じる、スポーツチームの買収ニュース。ライザップが湘南ベルマーレを、サイバーエージェントが町田ゼルビアを、NOVAがバスケの広島ドラゴンフライズを、メルカリが鹿島アンドラーズを…ですが、そろそろ覚えきれなくなりそうです。
2017年にDMMがベルギーのサッカークラブを買収しているので、日本企業の海外チーム買収は初めてのことではありませんが、まだ事例は多くなく、今後が気になるニュースです。
特に、チーム名やロゴに「楽天」「ゴールデンイーグルス」の要素が入るという報道もあり、既にいろいろな反応があるようです。

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安田あかね:M&A BANK編集部 ライター

大阪大学人間科学部を卒業後、教育系企業に就職。新規事業部にて新サービスの運営基盤づくり、スタッフの管理育成やイベント企画に携わる。
IdeaLink社ではウェブマーケティング領域の業務を経て、M&A BANKの立ち上げ・運営に関わる。サイト管理の他、経営者インタビューや記事の編集を担当。

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