2019.01.08
2019年、M&A展望大予測|Vol.120
新年、あけましておめでとうございます。
島袋
みなさま、あけましておめでとうございます。
いよいよ2019年が始まりました。
冨岡
島袋さん、服装が変わってないから、12月ってバレちゃってますよ。
島袋
バレちゃいました?撮りだめバレちゃいました?(笑)
いや~、違う服持ってこればよかったなあ…
ともかく、2019年もM&A BANKをよろしくお願いいたします。
2019年、M&Aの展望とは
島袋
冨岡くん、2019年のM&Aの展望はどんな感じでしょうか。
冨岡
年末にお届けしたとおり、2019年は本業あるいは本業の周辺で攻める、本業回帰のM&Aが増えていくんじゃないかなというのが1つ。
そしてあと1つは、2019年は景気が少し下がるかもしれないと言われているので、売り手のバリュエーションが下がって、買い手は昨年なら10億じゃないと買えなかった会社を5~6億くらいで買えるようになるかもしれません。
その点では、キャッシュを潤沢に抱えている買い手にとっては、M&Aのチャンスの年になるんじゃないかなと思います。
3つ目は単純に、前々回の動画でもお話しした通り、M&A仲介会社もどんどん増えて、M&Aが一般的にとらえられるようになってきて、景気がいい悪い関係なくどんどん増えていくフェーズなんです。
なので、昨年並みかそれ以上には(M&A件数が)増えるだろうなとはシンプルに予測できます。
この3つぐらいが、2019年のM&Aのトレンドになるかなと思っています。
我々M&A BANKは、2019年はどうしましょうね。
M&A BANKは、どうしましょう?
島袋
2019年は原点回帰や景気の悪化が起こるかもしれませんが、引き続き、売りたいなという人が正しく評価されて、希望よりも高いバリュエーションでバイアウトできて、かつPMIもうまくいくM&Aが実現ができればいいなと思っています。
もっとセルサイドにためになるサービスをやりたいと考えて、一つ選択肢として挙がってきているのは、アドバイザーを紹介するサービスです。
アドバイザーさんは本当にたくさんいらっしゃいますし、大手の上場している企業の中ですら、部署や個人によって契約書の言葉やバリュエーションが違ってくるくらいなので。
その方にとってのベストなアドバイザー紹介というのは、もちろん慈善事業ではできないので、紹介フィーが発生する形になります。
ただ、その分はアドバイザーさん側から少し分けてもらいますが、その分僕たちも「高いバリュエーションで売る」ということを同じくゴールにして、サービスや情報を提供したいなと考えています。
今年はこういうことをやりたいですね。
冨岡
売りたいなと考えているけれど、よくわからないことが多いオーナーさんの役に立てて、仲介会社に相談する時よりもフィーがおさえられる。
そういう立ち位置を狙いたいですね。
島袋
世の中には、何度かご出演いただいているアドバイザーの金さんのように、「しっかりやれば〇年後にはこれくらいの事業になります」「どこのファンドが買います」「ファンドの誰々は友達です」みたいに、裏の情報をいっぱい持っていて、FacebookのメッセージでM&Aを成立させられる人もいるんですよ。
そういう人にお願いすると、「ココだけ上手く問題を潰してもらえますか?」みたいなことも依頼できたりして、事がうまく進みます。
それを知らず、誰でも一緒だと思って相談をしてしまうと、少し時間が勿体ないんです。
アドバイザーを変えようかなと思っても、よくよく契約書を見てみたら2年間独占契約されていた、なんてもこともありますから。
冨岡
ありましたね。
島袋
ありましたよね。(笑)
そういうことにならないに、セルサイドに立ってくれるアドバイザーをご紹介したいなと思っています。
冨岡
そうすると、これからもいろんなアドバイザーさんたちと会っていかないといけないですね。
島袋
そうですね。
この動画をご視聴していただいているM&Aアドバイザーの方で、「この業界は絶対に誰にも負けないぞ」みたいな強みのある方は、ぜひご連絡下さい。
冨岡
ゲーム業界に強いとか不動産に強いとか、ニッチに特化している方がいるといいですね。
島袋
ご連絡お待ちしております!
それではまた、M&A BANKでお会いしましょう。
2019年も引き続きよろしくお願いします。
■島袋直樹:IdeaLink株式会社-代表取締役
26歳だった2008年にインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2014年にIPO準備に取り掛かるも、のちに断念。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。「事業は創って売る」がモットー。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。
■冨岡 大悟:TOMIOKA C.P.A OFFICE 代表/公認会計士
KPMG/あずさ監査法人のIPO部、フロンティア・マネジメント株式会社でのM&Aアドバイザー業務を経て、オーストラリアに駐在。日系企業の海外進出支援、事業開発業務等に携わる。帰国後にTOMIOKA C.P.A OFFICEを開設。IdeaLink株式会社の他、上場準備会社を中心に3社の社外役員も務める。
【IdeaLink株式会社のM&A実施背景】
資本力と競合優位性を俯瞰して自社サービスを見直した際、現状の経営資源では更なる成長は困難と判断。「フランチャイズの窓口」、クレジットカード比較4サイトを、2017年12月25日にシェアリングテクノロジー株式会社(東証マザーズ3989)へ売却(新設分割)。その後は売却した資金をもとに、「事業家集団」として新たなビジネスの種まきに奮闘中。
【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCbxAeKe2f9WZGbKy1jHV0Dw
-
【厳選】売り手支援のプロがM&Aで絶対外せない10のポイントを解説!|Vol.810、823
2023.03.27
【厳選】売り手支援のプロがM&Aで絶対外せない10のポイントを解説!|Vol.810、823
-
LBOを使ったMBOで2段階EXIT!?【スタートアップスクエア・恵島良太郎代表】|Vol.813-814
2023.03.03
LBOを使ったMBOで2段階EXIT!?【スタートアップスクエア・恵島良太郎代表】|Vol.813-814
-
最近の関心事をフリーランスの王に相談【StockSun・株本祐己取締役】|Vol.808-809
2023.02.25
最近の関心事をフリーランスの王に相談【StockSun・株本祐己取締役】|Vol.808-809
-
TOBで上場企業をファンドに売却【ネットマーケティング創業者・宮本邦久氏】|Vol.799-800
2023.02.11
TOBで上場企業をファンドに売却【ネットマーケティング創業者・宮本邦久氏】|Vol.799-800
-
両者の男気と粘りで成立したM&A【メディアリンク・松本淳志代表】|Vol.792-793
2023.01.25
両者の男気と粘りで成立したM&A【メディアリンク・松本淳志代表】|Vol.792-793
-
年間利益の10倍以上で評価されるには【ブルームキャピタル・宮崎社長】|Vol.790-791
2023.01.21
年間利益の10倍以上で評価されるには【ブルームキャピタル・宮崎社長】|Vol.790-791
新着M&Aニュース
-
M&Aニュース
売却後が絶好の買収タイミングになる条件 |ニュース解説プレミアム Vol.29
2021.10.26
-
M&Aニュース
デコルテHDがIPOを実現させた二つのM&A|ニュース解説プレミアム Vol.28
2021.09.28
-
M&Aニュース
非上場会社が株式を使ったインセンティブ設計をする方法|ニュース解説プレミアム Vol.27
2021.08.26
-
M&Aニュース
著名人のビジネスを買収する理由|ニュース解説プレミアム Vol.26
2021.07.28
-
M&Aニュース
freeeによる合同会社のM&A|ニュース解説プレミアム Vol.25
2021.06.23
アクセスランキング
-
売却後が絶好の買収タイミングになる条件 |ニュース解説プレミアム Vol.29
2021.10.26
-
freeeによる合同会社のM&A|ニュース解説プレミアム Vol.25
2021.06.23
-
上場会社を操り人形にする方法|ニュース解説プレミアム Vol.16
2020.09.30
-
2021年大量発生中のM&Aトラブル |ニュース解説プレミアム Vol.20
2021.01.22
-
SOMPOによるABEJA関連会社化、実は今後大流行のM&A手法|ニュース解説プレミアム Vol.23
2021.04.26
案件情報をお探しの方 担当からすぐに連絡いたします。
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.