M&A BANK Copyright©idealink Inc., All rights reserved.

バイアウトファンドの秘密を中の人が明かしてくれました|Vol.553-554 | M&A BANK

M&Aインタビュー

M&A BANK > インタビュー > バイアウトファンドの秘密を中の人が明かしてくれました|Vol.553-554

2021.12.02

バイアウトファンドの秘密を中の人が明かしてくれました|Vol.553-554

  1. HOME
  2. Twitter
  3. Facebook
  4. はてなブックマーク

ブルームキャピタル・宮崎さんのご紹介で「ファンドの中の人」が匿名で登場!
知られざる内部事情、会社を買うときの本音に迫ります。

▶動画の一気見はこちらから◀

ゲスト■Mさん
あるバイアウトファンドの中の人。

■宮崎 淳平氏 株式会社ブルームキャピタル 代表取締役社長
ライブドアグループ、株式会社セプテーニ・ホールディングス、株式会社社楽にてM&Aアドバイザリー業に従事。その他にもプライベートエクイティ投資案件、資金調達案件、及びファンド組成・運営を多数経験。2012年にブルームキャピタルを創業。同社は会社売却に特化した日本随一のファームとして知られている。『会社売却とバイアウト実務のすべて』著者。YouTubeチャンネル『会社売却道場』も運営。 ブルームキャピタル Twitter 、会社売却小説 

聞き手■島袋 直樹 M&A BANK株式会社 取締役会長
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡し、2018年3月よりM&A BANKの運営を開始。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。 Twitter

 目次 

【中の人が暴露】投資結果に関係なく報酬〇億円!?バイアウトファンド|Vol.553
【会社の転売は悪か?】バイアウトファンドが好む会社、買い方とは|Vol.554

 

 

【中の人が暴露】投資結果に関係なく報酬〇億円!?バイアウトファンド|Vol.553

 

ファンドが欲しがる会社の規模

ファンドが欲しがる企業規模
現状、多くの日本のファンドでは企業価値50億円ほどが目安になっている
日本の平均投資規模は米国に比べると小さい

ファンドがどんどん投資規模を大きくする理由
一般的に集まった資金×2%が固定のマネジメントフィーとしてファンド側に入ることが多い
投資規模が大きければ大きいほど儲かるため、大きな案件を扱うようになりやすい
ただし、新しく組成されたファンドなどは、企業価値5億円など比較的小規模な案件でも投資対象とする場合がある

 

ファンドが好む案件とは?

ファンドが好む案件
キャッシュフローが良く安定している案件(不動産など)
レバレッジが効かせやすくファンドも投資しやすい

成長していない企業が欲しい!?
安定(停滞)していて、ファンドが更なる成長エンジンになることで会社の価値を上げていけるものが好まれる
「安定した成長」であればきちんと評価するファンドも

ファンドはボラティリティーが嫌い
急成長/急降下することなく、安定した成長カーブを描いていると評価をされやすい
大まかに10%以上の変動があると銀行に危険視されてしまうため、避けられる傾向がある

 

 

▶動画はこちら

 

 

【会社の転売は悪か?】バイアウトファンドが好む会社、買い方とは|Vol.554

 

ファンドはどのように評価額を決める?

ファンドが評価する際のポイント
将来の売却額は時流の影響も大きいので読みにくい
(例:銀行が積極的な時期はディールバリューが大きくなりやすい)
ある程度予測できるキャッシュフローも考慮して評価するのが基本

 

ファンドが好まない案件・好む案件

投資の回収に時間がかかるものだと渋くなる
大きな投資を予定している場合は、回収見込みがあっても及び腰になりやすい
投資は既に済んで、回収フェーズに入っている案件の方が取り組みやすい

ファンドは店舗ビジネスを好みがち?
既に何十も展開している店舗ビジネスは成功パターンが確立していることが多いため
ファンドの力でさらに数を増やすことで安定した成長が実現できると考えられやすい

 

ファンドが買収したら、経営層はどうなる?

ファンドに売ったら経営層はクビ?
ファンドとしてもこれまで安定して成長させてきた経営層に企業価値を上げてほしいと考えるため、よりよいインセンティブ設計をしようとすることが多い

自信のある社長ならば怖がらないが…
あまりうまく経営できていない社長にとってはファンドは脅威になるため、強い拒否反応を示されることもある

現役ファンドマネージャーからメッセージ

ファンドに投資されるデメリットはほぼないはず!
将来的な転売を嫌がる人もいるが、上場も第三者に株を売るという意味では同じ
ファンドも評判が落ちるようなことをあえてしようとはしないので、ぜひうまく活用してほしい

 

▶動画はこちら

 

 

▶売却・買収のご相談はこちら
▶【実践者向け】ノウハウ凝縮動画『M&A実務 完全習得講座』
▶【ランチ1回分】「M&Aのリアル」がわかる有料コンテンツ
▶定額でM&Aの相談ができる、セカンドオピニオンサービス

 

  1. HOME
  2. Twitter
  3. Facebook
  4. はてなブックマーク

M&Aアドバイザーの無料相談はコチラ

新着M&Aニュース

もっと読む

アクセスランキング

案件情報をお探しの方 担当からすぐに連絡いたします。



    連絡手段の希望:
    電話メール

    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.