2018.04.25
基本から学ぼう!今から入門するあなたに、M&Aの勉強におすすめの参考書5選
安田あかね:M&A BANK編集部 ライター
M&Aを検討している経営者や、M&Aの仲介業を考えている方は、M&Aについて基本から学びたいとお考えではないでしょうか。
おすすめなのは、有識者が執筆した比較的信ぴょう性が高い本で勉強することです。しかし、どのような本を選べばよいかわからないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、M&Aの勉強におすすめの本をご紹介します。
本から情報を得るメリット
本は、M&Aに関する広い知識を持った人物が執筆していることが多く、正しい情報を得ることができます。また、インターネットでの検索では見つからないM&Aの交渉のコツや具体例などが載っている場合もあります。
このように、他の方法では得られない情報を得られることがM&Aを本から学ぶメリットです。
また、インターネットで検索する場合、知りたい情報をその度に検索することになります。本であれば、最初に目次があり、知りたい情報が載っているページを開くだけで目当ての情報にたどり着くのです。
どのような本がおすすめ?
現在の自分の知識に合わせて本を選びましょう。M&Aの情報を得る際には、様々な専門用語を読み解くことになります。一通りの専門用語について理解しているのであれば、初級から中級の本を選ぶとよいでしょう。
しかし、専門用語について理解できていない場合には、専門用語についての説明まで載っている初心者向けの本を選ぶことが大切です。
専門用語を理解できていないのに上級者向けの本を選んでしまうと、専門用語をその度にインターネットなどで調べて読み進めることになるため、本の内容を理解するのに時間がかかります。また、文章が整っており、不要な情報が紛れていない読みやすい本を選ぶようにしましょう。
マンガで説明されている本は、長文を読むのが苦手という方におすすめです。ただし、M&Aについて上級者向けの知識は得られないでしょう。
M&Aについて、基本的なことを知りたい方は読んでみてはいかがでしょうか。
M&Aの勉強におすすめの本5選
まずは、M&Aの本を1冊だけ購入して読んでみましょう。読みやすいM&Aの勉強におすすめの本をご紹介します。
MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)
ハーバード・ロースクール出身で、投資銀行などM&Aに関する業務の経験が豊富なM&Aアドバイザーによる本です。企業価値評価について、理解に時間がかかる難しい数式を使わずに説明されているため、読みやすいと評判です。
例に日本の企業を挙げているため、想像しやすい部分もよい点でしょう。
損をしない会社売却の教科書~中小企業のためのM&A戦略~
なぜ、M&Aをするのか、どのように契約締結まで進めていけばよいのかなど、M&Aの基本的なことを学べます。
また、仲介の問題点や課題など、実際に起こり得ることについても書かれているため、M&Aの仲介者を目指している人におすすめです。
財務マネジメントの基本と原則
財務の基本的な情報が簡潔にまとめられており、初心者でも読みやすい本です。資産の位置づけについて感覚的に理解できるでしょう。
M&Aにおいて、財務に関する基本的な知識は必要不可欠なので、M&Aの本と一緒に購入することをおすすめします。
まんがでわかる オーナー社長のM&A
M&Aの仕組みや流れ、会社の価値の算定方法などがマンガでわかりやすく説明されています。日本でよくある後継者不足を基本的なテーマとしているため、自分に置き換えながら読み進めやすいでしょう。
交渉のポイントなど深いところまで書かれているため、初級から中級の本と言えます。
業界メガ再編で変わる10年後の日本
M&Aの視点で、業界再編による10年後の日本を予想しています。
人口減少や少子高齢化など、日本が抱える様々な問題を踏まえて予想されているため、M&Aを行う意味や本質などについて理解できるでしょう。
おわりに
M&Aの基本的な知識や交渉のコツなどノウハウを知りたい場合は、本から学ぶことをおすすめします。本は、M&Aに関する業務を行ってきた有識者によって執筆されているため、より深い情報を得ることができるでしょう。
また、今回ご紹介した本はどれもわかりやすいと評判なので、専門用語がわからない方にもおすすめです。本を読んで、M&Aの知識を身につけましょう。
安田あかね:M&A BANK編集部 ライター
大阪大学人間科学部を卒業後、教育系企業に就職。新規事業部にて新サービスの運営基盤づくり、スタッフの管理育成やイベント企画に携わる。
IdeaLink社ではウェブマーケティング領域の業務を経て、M&A BANKの立ち上げ・運営に関わる。サイト管理の他、経営者インタビューや記事の編集を担当。
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