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3代目が公認会計士になった理由|Vol.159 | M&A BANK

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2019.04.09

3代目が公認会計士になった理由|Vol.159

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 目次 

1.  3代目はなぜ公認会計士になったか
2.  調べてみると、可能性が出てきた
3.  クラウド会計を入れたら見えてきた

 

3代目はなぜ公認会計士になったか

島袋
話が前後しちゃうんですけど、川口さんは長男じゃないですか?お父さんからおじいちゃんから「将来この店デカくして」みたいなお話はなかったんですか?

川口
それは正直ほぼないですね。私が高校時代、それこそ進路選択を考える時に「実家を継いだ方がいいの」と親父に聞いたら、「小売に未来はないからお前は資格を取れ」と言われたんです。そこで 「たしかに」と思っちゃったんですよ。
昔は酒屋さん は距離規制もあってどこでも売っているわけではなくて、それこそセブンイレブンとかローソンとかでも売ってなかったんですよね。酒屋さんが売れるものでした。
そういう時代に祖父が起業したんですけど、私が進路選択する時にはドンキ・ホーテとかコンビニとかでも売るようになって、やっぱり店頭には来ないなと思っちゃったんですね。

それを見ての親心かもしれないですけど、「資格を取って」と言われました。それで国家三大資格の中から商売に紐づくような会計士を取ることにして、一旦そこで「継ぐ」というのは選択肢から外しましたね。

島袋
狙うところがすごいですね。
うちでもそういう話があったんですけど、取ったの簿記でしたから。レベルが違う。

 

調べてみると、可能性が出てきた

島袋
それで継ぐことはやめて、監査法人には行かず、ディー・エヌ・エーに勤められますよね。
その時もお家の酒屋はあるわけですよね。会社にはなんて言っていたんですか?

川口
ディー・エヌ・エーでは仕事が忙しかったので、そっちにかかりきりでした。会社には言っていなかったです。

でも2、3年目ぐらいで余裕が出てきたとき、結婚も考えるようになって実家のことも気になり始めて、もう1回見直してみました。
そうしたら、買い手の生駒さんからも聞かれた、昔の酒販免許というものが出てきたんです。

あと、やっぱり「お酒は無くならないな」という思いもあったので。実家が酒屋の息子だと、いろいろな酒好きが寄ってくるんですよ。
お酒って魅力的なんだと再認識したうえで、会計士の資格を取って経理経験を積んで実家を自分なりにデューデリをしてみたら、「あ、いけそうだな」と思いました。

島袋
実家をDDしたわけですか。すごい。お父さんの方針は間違っていなかったですね。

川口
実家が世田谷区にあるんですけど、本当に最後の方は世田谷区に酒屋が何個ぐらいあるんだろうとマクロで分析してみたりしましたよ。

お酒はやっぱり好きなので、それと会計士を組み合わせて、たとえば会計士専門に売ったらどうだろうとと考えたり。
案外その切り口でやっている人はいないですし、いた会社がディー・エヌ・エーという会社だったこともあって、ECと絡めたら何かできるかなと考えたりもしました。

事業承継に「さあやろうか」と本腰を入れて取り組み始めたのは、今の会社に転職してからです。

 

クラウド会計を入れたら見えてきた

島袋
同じように実家で家業をやられている方、けっこういらっしゃると思います。
実際の小売さんの事業承継のプロセスはどんな感じで進むんでしょうか?

川口
まず今の会社、株式会社Loco Partnersに転職してからずっと経理をやっていたので、実家の経営状況を把握しようと思いました。
実家は月々2万円の顧問料を払って記帳とかをアウトソースをしていたんですが、今の時代クラウドだろうと思って、マネーフォワードさん (クラウド会計)を入れました。

入れる過程で、実家がどういう利益構造か見えてきて、それがDDに繋がっていきました。
端的には小売は粗利が1~2割くらいのビジネスということがわかりましたし、実家の問題点も見えてきました。


島袋
なるほどなあ~
そろそろお時間になってしまいましたね。また続きは次回お伺いしたいと思います。

【出演者情報】
■川口 達也:株式会社Loco Partners-経営管理部 ゼネラルマネージャー(現:部長)/公認会計士
小売酒屋の長男として生まれる。新卒でディー・エヌ・エーの経理部に配属され、同年に公認会計士の論文式試験に合格。2017年、株式会社Loco Partnersへの転職を契機に実家の小売酒屋の再建に着手し、2018年に株式会社Clearに株式と旧酒販免許を譲渡。NPO法人3keysの支援も行う。
【有限会社 川勇商店のM&A概要】
川口達也氏が3代目となる、創業50年超の小売酒屋。通信販売でも事実上制約がない酒販免許の旧免許を保有していた。2018年に、日本酒専門WEBメディアSAKETIMESを運営するClearが発行済み株式の全てを取得し、同社を完全子会社化した。

■島袋直樹:IdeaLink株式会社-代表取締役
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。

【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCbxAeKe2f9WZGbKy1jHV0Dw

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