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事業を拡大させる最短の方法は?|Vol.194 | M&A BANK

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2019.07.16

事業を拡大させる最短の方法は?|Vol.194

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 目次 

1.  業界の中で突出するために
2.  M&Aのときに、もう一つ交渉したこと

 

業界の中で突出するために

島袋
具体的には、どういう事業がシナジーを生むなと考えられたんですか?

内山
たとえば、BtoBマーケティングの領域では、お客様に何か物を売りたいとなると、最初はその商品を認知してもらって、その人が買いたいという気持ちになり、そして今度は営業する先・買っていただける方を探し、そして最終的に営業に行くというプロセスがあるわけです。

最初の方はどちらかというとCM的な要素が強い。ベクトルさんがやっているようなテレビだったり、タクシー広告だったり。
真ん中の担当者を見つけ出すところは、インサイドセールスでカバーすると強い。それで担当者を見つけ出してきます。
関心を持っていただいた時にシュートを蹴り込みにいくのが、営業の人材です。

インサイドセールスの部分と営業の部分は密接に関係していないといけないのに、今の日本ではここ(営業)の人材とここ(インサイドセールス)のノウハウがあまりにも少ない。
それで我々のインサイドセールスを専門にやっていた商談を作る部隊と、最終的なクロージングのところでずっと成果をあげてきたヒト・コミュニケーションズのビジネスモデルとが組み合わさることで、今までには無いリードも見つけて蹴り込みに行くというトータルサポートができるようになったんです。
これで要は、一気通貫型でお客様のご要望を最後まで売り込むところまで、全体に責任を持ってできるようになりました。

インサイドセールス業界っていろんなことをしている会社がいっぱいあるんです。
その中で圧倒的なパフォーマンスで信頼性を取るためには、僕たちがIPOしてマザーズに出ていく考え方よりも、いきなり東証上場1部企業の売上規模や土台がしっかりした会社さんの中に入って、全国をバン!と攻めた方がいいでしょうと。

自分のビジネスを早く広めたいという思いがあったので、今回はIPOよりもM&Aを選択したということですね。

島袋
バイアウトしてイグジットすることやIPOがゴールだったわけではなくて、事業を拡大させるためにその選択肢が一番最短だったから選んだということなんですね。

 

M&Aのときに、もう一つ交渉したこと

内山
そのときにもう一つ決めていただいたのは、私は今セールスロボティクスの代表をそのままさせてもらっている他に、ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスの執行役員として、ITとかデジタルマーケティングとか、グループ全体のデジタル化を促進するCIO的なポジションも与えていただいているんです。
僕としては、これで活躍する場が非常に増えた。

今までセールスロボティクスでコアなことをやってきて、これを大きな規模で、今まで培ったノウハウを出していくことで、グループ全体が儲かっていく。
そこの仕組みづくりに関われるチャンスをいただけたのは僕にとっては非常に嬉しいことであり、今はそこを頑張っていこうと思っているところです。

島袋
上場されている企業にM&Aされて、ぜひ残って幹部になってくださいということになって、それこそ内山さんみたいに役員になられる方、けっこういらっしゃいますよね。それも一つアリですよね。

内山
僕はアリだと思っているし、逆に僕はここで終わりたくない
なので、チャンスが欲しい。ちゃんとグループのために働けるし、今までの経験が活かせるところも考えてくれという話をさせていただきました。

島袋
じゃあ今後も楽しみですね。
そろそろお時間になりましたので、今回はこのあたりでお別れです。
次回も引き続きお話を伺っていきますので、お楽しみに!

【出演者情報】
■内山 雄輝:SALES ROBOTICS株式会社-代表取締役社長 CEO
大学卒業の同年にSALES ROBOTICSの前身となるWEICを設立。2014年に営業リストの抽出・インサイドセールス管理システム・BPOサービスのトータルソリューション”SALES BASE”を開発・提供。800社1000商材以上に導入される。10月より、SALES ROBOTICS株式会社へ商号を変更。2019年4月、東証一部ヒト・コミュニケーションズHDにグループイン、執行役員 IT・テクノロジー関連事業推進管掌(現任)

島袋直樹:IdeaLink株式会社-代表取締役
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。

順次更新、内山さん出演動画の一気見はこちらから
(M&A BANK YouTubeチャンネル)

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