M&Aニュースピックアップ｜18.8.6~18.8.10 | M&A BANK

直近1週間で気になったM&Aニュースを取り上げ、関連情報と合わせてお届けします。
※メディア掲載のタイミングにより、該当期間以前のニュースが含まれる場合があります。

CCCが共創コミュニティ「Blabo!」を子会社化、6700万人の生活者DB活用の新サービス提供へ

カルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）は8月7日、共創コミュニティ「Blabo!」を運営するBlaboの発行する株式を100％取得し、子会社化したことを明らかにした。取得価格については非公開だ。
Blaboは2011年の創業。企業が生活者からアイデアを募集できるサービスBlabo!を展開していて、これは“アイデア特化型のクラウドソーシング”のようなものと言えばイメージしやすいかもしれない。
同サービスに登録する2.5万人の生活者がお題に回答することを通じて企業にアイデアを提供。日本コカ・コーラ、キリンビール、ハウス食品、森永乳業といった大手企業に加え、経産省、神奈川県、鳥取県など行政機関での活用実績もある。……
記事引用元：https://jp.techcrunch.com/2018/08/07/ccc-blabo/

・TSUTAYAやTカードでおなじみ、6700万人分のデータベースを持つCCCグループ
・生活者のアイディアをサービス・商品の開発に生かすマーケティングサービスを提供する

CCC（カルチュア・コンビニエンス・クラブ）株式会社
今年5月にグループ全体の純粋な持ち株会社に移行。同時にCCCエンタテインメント株式会社、CCCマーケティング株式会社、CCCデザイン株式会社、CCCクリエイティブ株式会社を設立しています。2011年にMBO（経営陣による自社買収）で非上場化しています。

北海道内Ｍ＆Ａが５割増、18年上期　事業承継難などで

北海道内でＭ＆Ａ（合併・買収）が活発だ。2018年上期（１～６月）は44件で、前年同期（29件）に比べ５割増えた。リーマン・ショック後で過去最多だった16年上期（53件）に次ぐ水準だ。人手不足や高齢経営者の事業承継難を背景に、地方の中小企業にも再編の波が押し寄せている。貸出金利ざやの縮小に苦しむ金融機関も手数料収入が得られるＭ＆Ａ仲介に一段と力を入れている。……
記事引用元：https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33959150Y8A800C1L41000/

・地方の中小企業で売り手、買い手ともにM&Aの相談が増加
・後継者不足に加え、景況感の回復を受けて、買収で効率よく成長・拡大を目指すものが多い

中小企業もベンチャーも
IPOを目標に掲げることが主流だったベンチャー業界でも、M&Aが増えています。今年6月には、国内でのM&A件数がIPO件数を上回ったことがニュースになりました。大企業のリソースを活用して拡大を加速させることができる、とM&Aを前向きにとらえる考え方が広がりつつあります。

第一生命、豪生保事業を買収＝５２６億円、年末めど

第一生命ホールディングスは９日、オーストラリア保険大手サンコープ・グループの生命保険事業を買収することで基本合意したと発表した。買収額は６億４０００万豪ドル（約５２６億円）。第一生命の現地子会社を通じ、９月初旬までに売買契約を締結し、年末までの買収手続き完了を目指す。……
記事引用元：https://www.jiji.com/jc/article?k=2018080900298&g=eco

・グループ内には既に北米・アジアパシフィック・ヨーロッパの企業が存在
・グローバルに展開する生保として中長期的にトップ５入りを目指している

生保も海外進出
生保業界も国内の少子化や人口減を受け、グローバル展開を進めようとしています。第一生命は2007年からベトナム等に進出しており、直近の中期経営計画でもメコン地域での取り組みに力を入れるとしています。

第一生命の歴史
1902年創立、現在本社であるDNタワー21（旧第一生命館）は、終戦から1952年までGHQ庁舎として接収されていたそう。東京都選定歴史的建造物にも指定されています。