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事業売却というゴールに向かう社員たち|Vol.009 | M&A BANK

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2018.03.31

事業売却というゴールに向かう社員たち|Vol.009

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売却に向けた気持ちの変化

島袋
前回に引き続き、弊社で売却した「フランチャイズの窓口」の元責任者の盛さんに来ていただきました。

僕が「事業を会社分割で売ります」と伝えてから、社内はまあ色々ざわついたと思うんです。不安もあったと思います。そこで今回は、実際に売却が完了するまで社内でどんなことが巻き起こっていたのか、詳しく教えてください。


わかりました。まずどうしたらいいんだろうという気持ちは、私も含めみんなの心にありました。最終的には売るけれど、今の売り上げのためにも頑張らないといけないし、どうバランスをとって頑張ったらいいんだろう。モチベーションをどこに持っていけばいいんだろう、みたいな戸惑いはみんな持っていたと思います。

そこで、けっこうパワープレーでしたが「最後だからできるところまでやろうよ!」と腹をくくって、それをモチベーションにみんなで突っ走りました。

島袋
3年生の、「部活最後の引退の大会を頑張ろうよ」的なやつですね?


そうです。まさにそうです。だから最後は本当に、青春でした。

島袋
青春?!これ多分「青春でした」ってテロップ出るよ。


(笑)……でも、本当に青春でした。

島袋
ほ~嬉しい。僕、社長をやっていて「青春でした」と言われたのは初めてですね。一応10年くらいやっていますが、なんだかリアルに嬉しいですね。(笑)ありがとうございます。


本当に良かった。「青春」と言ったのは、会社でよくありがちだと思うんですが、営業に出ている方と社内で運営している方の間で、軋轢みたいなものってあると思うんですよ。それが最後の3ヶ月間くらいはみんなで力を合わせて、ひとつの売却というゴールに向けてガンっと突き進めたのは、すごくいい、ありがたい経験でした。

島袋
なるほど。やっぱり社会に出ると、大会もなければゴールもないですもんね。終わることがない。なので、ある意味「事業を譲る」形で終わらせるのは、そこで働いてる人たちの最大のパフォーマンスを引き出せるんじゃないかと僕も思っているんです。

事業は基本的にマラソンみたいに長く続くものに思えますが、そうではなく駅伝方式でやっていくことによって、事業がよりいいものになって、成長できるんじゃないかと思っています。

島袋
では今回のテーマは「青春」、ということでまとめさせていただきたいと思います。(笑)

【出演者情報】
Idealink株式会社:http://www.idea-link.co.jp/
■島袋直樹:Idealink株式会社-代表取締役
2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡。尊敬するじげん社に倣い、「事業化集団Idealink」を目指す。
■盛ふみ代:リンクドット株式会社-代表取締役
Idealink株式会社で「フランチャイズの窓口」の事業責任者を経て、同社のグループ会社であるリンクドット株式会社の代表取締役に就任。

【M&Aの実施背景】
資本力と競合優位性を俯瞰して自社サービスを見直した際に、現状の経営資源では更なる成長は困難と判断。2017年12月25日、シェアリングテクノロジー株式会社(東証マザーズ3989)に新設分割により「フランチャイズの窓口」、クレジットカード比較4サイトを売却。その後は売却した資金をもとに、「事業家集団」として新たなビジネスの種まきに奮闘中。

【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCbxAeKe2f9WZGbKy1jHV0Dw

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