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2018.05.16

株式上場のメリットとは?上場するための注意点と得られる利点まとめ

安田あかね:M&A BANK編集部 ライター

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ソフトバンクグループ傘下のソフトバンク株式会社が年内にも上場するとのアナウンスが発表されました。NTT上場以来の大型IPOになると話題になり、ご存知の方も多いことかと思います。

ところでなぜ、ソフトバンク株式会社は今になって株式上場をするのでしょうか。そしてそのメリットは何でしょうか。

そこで今回は詳しく株式を上場するメリットを検証してみたいと思います。

株式上場とは

最初に、簡単に株式の上場について説明します。株式上場とは、自社の株式を証券取引所で一般に売買できるようにすることを指すことがほとんどでしょう。

実は日本の会社は99.9%が上場していません。わずか0.1%ほどしか上場していないということです。中には有名な大企業も上場していない場合があります。

例えばサントリーや、冒頭のソフトバンク株式会社(ソフトバンクグループとは別)も未上場です。

それほど上場する会社が少ないのはなぜか、逆に大企業でありながらなぜ上場しないのかという疑問が生じると思います。それに関しても後ほど取り上げますよ。

株式上場はなぜ難しい?

これほど上場する企業が少ないのは、実は上場することが難しいことも理由となります。証券取引所の審査を通らなければ認可されませんが、審査は形式要件と実質審査基準の2種類をクリアしなければなりません。

形式要件は4項目

形式要件は全部で4項目あります。株式の流動性や時価総額、企業の継続性や利益の額、適正な企業内容の開示と株式の流通性を確保するための担保があることが4項目となります。

実質審査基準は証券取引所によって異なる

株式の上場は4つの証券取引所のいずれかで行えます。最も審査が厳しい東証1部と、東証2部は申請書類に基づき、質問と実地調査があります。

新興企業を対象とする東証マザーズは事業計画や企業内容を中心に審査が行われます。そしてJASDAQも新興企業向けの市場ですが、企業の存続性や整調性の審査が中心です。

株式を上場するメリット

そこまで大変な思いをして株式を上場するメリットは何でしょうか。上場を維持するためにも色んな手間とコストがかかりますし、会社は株主のものとなるためオーナーの一存で経営をすることはできなくなります。

このように経営の自由度が制限されることが、大企業であっても上場しない理由のひとつです。けれども実は、そのような課題を補うだけの利点が株式上場にはあります。

資金調達が楽になる

企業にとって運転資金をいかに調達するかは重要な課題となります。会社の規模を大きくするための設備投資や、商品開発などに先行投資は必要となるでしょう。

けれども、事業拡大のための成長資金は借り入れが難しいのが現状です。銀行はリスクを取りたがらないので、成長を期待しての融資を受けるのは難しいと言えます。

そこで株式を上場することで、一般に株主を募る形で資金を集めることができるようになるわけですね。しかも融資と異なり、集めた資金は返済する必要がありません。

信用力を高めて優秀な人材も確保できる

株式を上場すると、市場からの資金調達以外にも銀行からの借り入れも容易になります。それまでは通らなかった融資審査も、上場企業というだけで通りやすくなるわけです。

これは証券取引所の厳しい審査を通ったことにより、その事業内容や収益性、経営の健全性を保証されたも同然だからです。

つまり企業の信用性が高まるわけですが、その結果優秀な人材も集まりやすくなります。安心して働くことができる上に、将来性も期待できるからです。

相続や贈与が楽になる

株式を上場することで、株式の相続や贈与に関してもメリットが生まれます。未上場会社のオーナーが引退する場合、後継者に株式を譲る場合を考えてみましょう。

株式を譲り受けた後継者は相続税、あるいは贈与税を納めることになります。けれどもその現金が無い場合、譲り受けた未上場の株式を売却しようにも相手は簡単には見つかりません。

けれども株式を上場させれば、市場で簡単に売却することができます。

企業買収しやすくなる

株式を上場させることで、企業買収もしやすくなります。未上場会社の場合、買収するためには現金が必要です。けれども上場企業であれば増資をして、新たに株式を発行すれば株式交換での買収が可能になります。

ストックオプションにより従業員の士気が高まる

ベンチャー企業の場合には、株式上場を目指すことで従業員の士気を高めることができましょう。ストックオプションを与えることにより、従業員は権利行使価格で株式を購入できるからです。

上場することで株価が上昇すれば、従業員は権利行使価格で購入した株式を売却することで多くの利益を得ることができます。そのために会社設立時には安い給料でも、従業員はモチベーションを高めて業務に取り組めるというわけですね。

まとめ

ソフトバンク株式会社は株式の上場により、2兆円ほど調達できるとされています。

実はソフトバンクグループは医療など様々な分野の企業へ投資を行い、有利子負債が膨らんでいます。そこで上場で得た資金をその返済に充てたり、さらなる投資に充てたりすることもできるというわけです。

このように株式を上場させることによって、企業を成長させるために様々な戦略を立てる選択肢を得ることができるようになります。これこそが大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

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安田あかね:M&A BANK編集部 ライター

大阪大学人間科学部を卒業後、教育系企業に就職。新規事業部にて新サービスの運営基盤づくり、スタッフの管理育成やイベント企画に携わる。
IdeaLink社ではウェブマーケティング領域の業務を経て、M&A BANKの立ち上げ・運営に関わる。サイト管理の他、経営者インタビューや記事の編集を担当。

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