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子会社化を挟んで、より飛躍する上場を|Vol.112 | M&A BANK

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2018.12.13

子会社化を挟んで、より飛躍する上場を|Vol.112

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子会社化で「よりよいIPO」を目指す

島袋
ベクトルさんに株式を売却された際は、髙橋さんの中でいろいろないろいろな意思決定をされたんじゃないかと思いますが、そのへんはいかがでしたか?

髙橋
去年の暮れ、ちょうど1年ぐらい前に上場スケジュールが出たんですが、上場延期を決断したのは、とにかく上場をゴールに走っていくのではなく経営の基盤がキチンと作られてから上場しようという考えからです。
数億円で上場して苦労している経営者の方を見てきて、吹けば飛ぶような利益の中で無理にIPOすると、赤字になってしまうのではないかと思うようになりました。
できれば当期利益ベースで、最低でも2桁億がキチンと出せる基盤があれば、上場してからも打ち手がいろいろあると思うので(それを目指しています)。

結局ベクトルさんのグループになったのは、やっぱりよりダイナミックな経営ができるようにということと、もう一つは四半期開示ですね。
当然計画を守っていく必要はありますが、あしたのチーム自身が少数株主を含めてIRをしていく訳ではありませんので、リアルに上場するよりも、上場企業のグループ会社の方が自由度が○です。

信用創造という意味でも○or◎というところ。ベクトル社は120社に投資をしていて、ベクトル自身もBtoBでものすごいクライアントがいますから、この経済圏の中で一緒に営業活動ができるのは魅力的ですし、こちらもいわゆる顧客創造というところに寄与できます。

そういう意味では直接上場するメリットよりも、私自身大きなメリットを一旦享受しながら、より大型な上場を目指していく。
そのような2段階の形で自分たちの会社を上場させていくということを考えていける時代でもあるんじゃないかなと思います。

子会社化の注意点とは?

髙橋
また、ベクトルさんぐらいの時価総額1000億企業や、超大手(大手商社・大手流通会社など)では、子会社は非主力事業であるということが重要だったりします。

主力事業として買収したものを上場するということになると、ディビジョンをわけて、それでまた資金調達しているのではないか、と疑われます。なので、東京証券取引所としても、上場している会社と同じ事業をやっている子会社を上場させるというのはあまり望ましくないんです。

そういう意味では、ベクトルさんの主力事業は当然ながらPR事業ですが、これから(ノンコア事業として)HRの領域を広げていこうとしています。
PRというアウターのブランディングサービスと、インターナルの人事という社内のブランディングを合わせた、BtoBのトータルブランディングに向かっていく。ベクトルさんはそういう風に絵を描かれていますね。

島袋
それでベクトルさんなんですね。

髙橋
ベクトルさんはあしたのチーム以外にもHR系の会社に対する投資を行っているんです。そういうところで、思いが合致しましたね。

アプローチや交渉は?

島袋
髙橋さんの方からアプローチされたんですか?

髙橋
今回は信頼できるアドバイザーを入れました。
アドバイザーもベクトルさんを良く知っていて、買い手候補企業が何社か出ました。テーブルベースで(買い手が)10社ぐらいあって、バイアウトファンドに上場事業会社、プライベートエクイティファンドなど、いろいろありました。
けっこう紆余曲折はありましたけど、最終的にはベクトルさんになりました。

島袋
最終的にはベクトルさん。

髙橋
事業会社であり、弊社の事業も知っている株主でもあり、補完関係というか。

島袋
なるほど。
時間になってしまいましたので、次回もまだまだ伺いたいと思います。

【出演者情報】
■髙橋恭介:株式会社あしたのチーム-代表取締役会長
興銀リース株式会社で2年従事したのち、設立間もなかったプリモ・ジャパンに入社。取締役副社長としてブライダルジュエリー業界シェアNo.1へと導き、人事にも深く関わる。2008年に株式会社あしたのチームを設立し、代表取締役社長に就任。2018年6月から現職。
■島袋直樹:IdeaLink株式会社-代表取締役
2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡。尊敬するじげん社に倣い、「事業家集団IdeaLink」を目指す。

【株式会社あしたのチームのM&A概要】
より盤石でダイナミックな経営を可能にするために子会社化を検討。多数の買い手候補との交渉を経て、2018年7月、2015年から3%弱の出資を行っていたベクトル社へ株式の54%を売却し、子会社化。

【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCbxAeKe2f9WZGbKy1jHV0Dw

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