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どうやったら、著名な方とつながれますか?|Vol.129 | M&A BANK

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2019.01.29

どうやったら、著名な方とつながれますか?|Vol.129

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龍川さんは、「売却は結果」派

島袋
龍川さん、売却を検討されている起業家に向けてアドバイスするとしたら、どういうことがあるでしょうか。

龍川
僕は4MEEEを売却したあとHowTwoという会社をやっていて、こちらに関してもイグジットを見込んでいろいろな戦略を準備している状態です。
ただ、そもそも「バイアウトを狙う」という概念はどうなのかなと思っています。

島袋
そこは意見が分かれますよね。

龍川
中にはスタートアップスタジオみたいな、はじめからバイアウトする前提でビジネスを作る方もいらっしゃいます。
必要としそうな会社にヒアリングをしながらそれに合わせたサービスを作っていって、金額を擦り合わせる。それができる優秀な方もいますが、すごく難しいことだと思うんですよ。
時流もありますし、SEOのアルゴリズムひとつに大きく影響されるし、その会社を買うと言っていても、(買い手候補企業の)本業の方でなにか変動があれば(方針も)変わります。

「イグジットを目指す」というよりは、本当にしたいこと、ビジョンがあってこそのベンチャーというか…そこ(スタートアップの成功)には、必ず課題解決が伴うと思うんです。


簡単には解決できない、テクノロジーを必要とするような課題があるから、スタートアップはその画期的なソリューションを作ることを目指して、きちんと目標を達成していく。誰かが幸せになったり苦痛を取り除ければ、それにマネタイズが伴ってくる。スタートアップというのはそういう仮説を持ってやっている。
その結果、上場したり、買収したいという会社が現れたりするものだと思います。

島袋
課題解決を目指して実際に達成できたとき、結果的にバリュエーションがついてIPOやM&Aという話が出てくる、ということですよね。 これは本当に面白いんですよね。やっぱり考えが分かれるので。

でも、本質をついてますよね、「イグジットはゴールじゃなくて、問題解決を目指す過程で選択肢としてM&AかIPOがある」という意見は。

著名人とのお付き合いで気を付けるべきこと

島袋
もう1つお聞きしたいことがあります。
龍川さんはいろんな著名な方と関わられているイメージがあるんですが、そのコツはなんでしょうか。

龍川
僕は誰に対しても一緒のつもりです。相手が著名かどうか関係なく、心を尽くすことが大事だと思っています。


よく言われる言葉で”GNO“というのがありますよね。

島袋
渋谷のあの会社のことじゃなくて?

龍川
それはGMOさんですね。(笑)「義理・人情・恩返し」のGNOです。

「すごい社長さん・著名人・芸能人に関われば何かメリットがあるだろう」とよく思われていますが、当然相手も人間なので、そういう風に考えているとわかっちゃうと思うんですよ。
見返りとかメリットは忘れた方がいいです。そういう部分を一切捨てて関わることが大事です。

島袋
計算してはダメだと。

龍川
相手はたくさんの試練を乗り越えてその地位にいるはずなので、どう考えたって自分より優秀で賢いです。そんな安易な考えで来た人に対応するはずがない。

目先の利益でも、もっと長い目で見るということでもない。そもそもそういうことを考えたらアウトです。


そもそも何かしらのメリットを追求する時点で、心が汚れています。

島袋
汚れまくってる…!!

龍川
心を尽くして、尽くして、尽くして、そして尽くすんです。
そうすることによって結果的に人間関係はうまくいくんです。それなら悪いようになるはずがないので。

島袋
M&Aの話を伺おうと思っていたんですが、やっぱりそもそも人として素晴らしいですよね。人間力が半端ない。

龍川
M&Aという経験を通して成長するじゃないですか。
勉強になることがすごく多かったので、なんとなく、自然にそう考えるようになっていきましたね。

島袋
いや~勉強になりました。
またぜひ、イベントとかにもご出演いただければと思います!

龍川
ぜひ。

島袋
HowTwo龍川さんでした。どうもありがとうございました!

【出演者情報】
■龍川 誠:HowTwo株式会社-代表取締役社長
大学時代にデータマイニングを研究。在学中よりWEBサービスや通販化粧品等の立ち上げ運営を経験した後、2013年にロケットベンチャー社を設立。サービス開始から8ヶ月で上場企業に会社をバイアウトし、メディア開発とEC集客に尽力。2016年に美容領域に特化したマーケティング企業のHowTwo(https://corp.howtwo.co.jp)を創業。
【旧・ロケットベンチャー株式会社(現・株式会社4MEEE) のM&A概要】
2015年2月、事業ビジョンが近く、EC展開に強いシナジーがあると考え、ブランド力の強い輸入通販のBUYMAを運営するエニグモ社に総額6億円で売却する。その後、メディア事業の更なる発展のために、2018年インタースペースグループにジョイン。

■島袋直樹:IdeaLink株式会社-代表取締役
26歳だった2008年にインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2014年にIPO準備に取り掛かるも、のちに断念。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。「事業は創って売る」がモットー。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。

【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCbxAeKe2f9WZGbKy1jHV0Dw

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