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競争加速中!M&Aが盛んな理由|Vol.012 | M&A BANK

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2018.04.07

競争加速中!M&Aが盛んな理由|Vol.012

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上場企業にとっての「買収」の魅力

島袋
そもそも、上場企業の会社さんはなぜM&Aを、買収をするんでしょうか?


経営者のタイプによるので、もちろん上場企業が全社買うわけではないです。ただ、どんどん買収して大きくしていく方針の、有名なところでいうとライザップのように年に数十件と買収するような会社は実際あります。

さらに最近は、アメーバブログやアベマTVをやっているサイバーエージェント社も、もともとは自社で(事業を)育てていこうというスタンスの会社でしたが、400億円を調達して「M&Aに使う」と明言しました。
これにはけっこう業界がザワつきましたね。これまで自分たちで育てると言っていたサイバーも、M&Aにいくんだ、と。

もちろん、経営者のタイプや会社の戦略によって違いはあります。
ただ、上場企業は公的な企業として投資家からお金を集めて運営している位置づけなので、経営者はある種雇われている立場でもあります。それで、常に成長が求められるんです。
そうすると、その過程でいろんな問題が出てきます。前回(#11「売却後の担当社員のポスト」)も少し人材のお話が出たように、新しい事業をやりたくても、誰を連れてくるかという問題や、いろんなしがらみがあります。それをなんとか解決しようと考えると、めぼしい事業、シナジーがある事業を買うことで解決しようという結論になりやすいですね。そういうことで、上場企業の買収は盛んに行われています。

M&Aを加速させるもの

島袋
なるほど。金さんは、その傾向はさらに盛んになっていくと思いますか?


どんどんなると思います。1つには、「意識の変化」がすごく大きいと思います。
売り手と買い手の両方ですが、特に売り手側ですね。

例えばシリコンバレーでは、独立する前から「グーグルに売る」「アップルに売る」「facebookに売る」という目標に向かって、仲間で集まって「こういうプロダクトなら彼らも必要としていて、買ってくれるだろう」と狙いを立てるのが一般的になっています。

日本でも起業や売却の事例がたまればたまるほど、カジュアルになると思います。そういう時代の変化があると思うので、増えると見ていますね。

島袋
なるほど、わかりました。
では金さん、次回もご出演よろしくお願いします!

【出演者情報】
■島袋直樹:Idealink株式会社-代表取締役
2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡。尊敬するじげん社に倣い、「事業家集団Idealink」を目指す。
■金成柱:株式会社とうがらし-代表取締役
これまでに面談してきた経営者の数は5,000名を超え、多くのビジネスモデルを知る。上場企業・上場準備中の企業・成長ベンチャー企業等の複数社の経営アドバイザーに就任し、企業成長支援・IPOのアドバイス・M&Aのアドバイス等を行う。

【Idealink社のM&A実施背景】
資本力と競合優位性を俯瞰して自社サービスを見直した際に、現状の経営資源では更なる成長は困難と判断。2017年12月25日、シェアリングテクノロジー株式会社(東証マザーズ3989)に新設分割により「フランチャイズの窓口」、クレジットカード比較4サイトを売却。その後は売却した資金をもとに、「事業家集団」として新たなビジネスの種まきに奮闘中。

【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCbxAeKe2f9WZGbKy1jHV0Dw

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