事業再生型M&A経験者からのメッセージ【リスクマネジメント・アルファ｜小沢亘代表】｜Vol.665-666

「もうどうにもならない」という局面でも、神の一手があるはず。

 

 

 

　目次　

【事業再生型】”なかなか聞けないほう”のM&A体験談
事業再生型M&A経験者からのメッセージ

 

 

【事業再生型】“なかなか聞けないほう”のM&A体験談

 

保険のトップ営業→独立！

保険トップセールスから独立
27歳から外資保険会社に勤務しトップセールスに
会社の制度を利用してお客様を引き継ぎ、31歳で独立

そして売却
48歳で東証一部上場企業に事業譲渡
保険事業だけでなく、不動産管理事業も譲渡した

 

M&A BANKで伝えたいこと

M&A BANK出演の理由
事業がうまくいっている会社のM&Aだけではなく、大変な状況でも出口は見つかるということを自身の経験から伝えたい

 

小沢さんが事業譲渡をするに至った経緯

最初は好調だった
不動産投資家向けに絞った結果、保険事業がさらに好調に
非属人的にできていたため、譲渡時も保険事業は評価された

民泊事業参入を試みた結果…
勢いに乗って民泊事業にも参入、数億円規模の投資を積極的に行った
しかし旅館業法違反の可能性が生じて打ち止めになり、業績が急降下
会社をつぶさない方法を模索した結果、M&A（売却）することに

事業は撤退が一番難しい
借り入れを行っていた銀行にはM&Aの進捗も共有、交渉して支払いを待ってもらうなどしてなんとか対処

M&Aは単なる「負債の整理のため」ではない
大手企業は旅館業法をクリアしていたこともあり、業績を好転させる方法としても売却は望ましかった

 

キラキラしたM&Aだけじゃない

「うまくいっていない部分」の相談こそできるようになるべき
M&A仲介業者に説明をしたが、なかなか事業を深く理解してもらえなかった
採算／不採算事業をどう売るかといった細かいスキームの相談にも乗ってもらえなかった

『事業再生型のM&A』という選択肢がもっと増えるべき
再生が必要な事業のM&Aを求めている企業もあるはず
仲介・FAがより事業理解を深めてサポートする必要がある

苦しい状況でもM&Aはできる
財務諸表では見えない部分で光るポイントはあるはず
株式譲渡は無理でも事業譲渡などで活路は見出せる

 

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事業再生型M&A経験者からのメッセージ

 

最終的に買い手は縁故で見つかった

最終的には縁故で売却先が決定
民泊事業で知り合った上場企業の部長を通じて売却が決定
売却先はサンネクスタHD(社宅代行、不動産管理事業etc)

 

M&Aを決めたときの社員の反応

事業譲渡を決断した理由
いかなる状況でも続けてくれた社員を幸せにしたい
事業の存続を希望する社員との総意で決断

 

負債はどうなった？

事業譲渡後に負債をどうするか
債務も含めた譲渡や債務自体の減額など、事前に銀行や買い手と何度も交渉
債権放棄までいけなくても、サービサー（債権回収会社）に回されて返済額が下がる可能性がある

 

事業再生で悩む方/力になりたい方募集！

若い世代に伝えたい！
どんな困難を迎えても諦めないことが大事
会社を潰さないように日頃から多くの情報を取りに行く

 

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