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なぜその売却先を選んだのか? | Vol.043 | M&A BANK

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2018.06.19

なぜその売却先を選んだのか? | Vol.043

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なぜベクトル社に売却したのか?

島袋
今回もラフテック伊藤さんに来ていただきました。
伊藤さんは「笑うメディア クレイジー」という媒体をベクトルさんに売却されましたが、なぜベクトルさんだったんでしょうか?

伊藤
元々うちはメディアなんで、記事広告でベクトルさんとか代理店と付き合いがあったんですよね。共同創業した取締役の川崎ってやつが1人でずっと営業で外回りをしていたんですが、メディアも伸びてきたしそろそろ営業マンをつけようという話になったんです。


それでベクトルさんに営業のところで支援してもらえないかな?という話になりました。うちは営業が欲しい、ベクトルさんは営業会社だ、というところで、お互いマッチするんじゃないのかと、意気投合しました。

島袋
それって普段、広告出稿をいただいている状況で、「事業提携しませんか?」みたいにいきなり連絡したんですか?
普段は現場の担当同士でやり取りしてるわけですよね。担当の方に相談したんですか?

伊藤
基本、現場の担当がやりとりしていましたが、そこ(事業提携)はダイレクトに役員の人に相談しましたね。

島袋
へえ~。メールかなにかで、件名は「業務提携のご相談」とかでしょうか?どういう内容なんですか?
言える範囲でお願いします。(笑)

伊藤
「業務提携の相談とかできないですかね?」とかですかね。
件名はないです。facebookのメッセージなんで。

島袋
なるほど!やっぱりFacebookなんですね。

 

なぜ提携だけでなく、売却を?

島袋
その業務提携の話から、なぜ売却という話になったんですか

伊藤
う~ん……これ使っていいんかなぁ……

島袋
やばかったら一応カットします。

伊藤
ホンマっすか?売却した理由かぁ~……

結局、マネタイズしていこうと考えると、ホンマに広告が効率的に売れるかどうか?のところ(が大事)なんで、自社で営業マンをもつか、ベクトルさんの営業の方にゴリゴリ売ってもらうかでしたね。とりあえず、影響力のめちゃめちゃあるベクトルさんの中のほうが、会社を伸ばせるんじゃないのかっていうのが(理由としては)大きかったですね。

島袋
なるほど!確かに、新たに採用して営業組織を作っても、それで売れるとは限らないですしね。

伊藤
まあそうですよね。うちは「開発できます」「メディア運営できます」の2つなんですが、それと「魅力的な広告が売れます」ってまた別次元の話じゃないですか。そこらへんのノウハウはないので。
それに、役員含めて社会人経験ほぼなかったですし。僕は学生の頃から会社やってたので。

島袋
ええ!そうなんですか?学生起業家なんですね。

伊藤
そうですそうです。
さすがにそこの大人の世界に手出せへんなと思って、もうベクトルさんの中に入ろう、みたいな感じっすね。(笑)

売った後もその会社にいる!?

島袋
伊藤さんがめちゃくちゃ面白いのは、ロックアップが切れたあとも(ベクトルに)いらっしゃって、「伊藤さん、なんでロックアップ切れてるのにいらっしゃるんですか?」(と聞いたら)「けっこう居心地いいんですよ、ベクトルさん」とおっしゃっているところですね。(それを聞いて)「あ、そうなんだ!?」と驚きました。

(※ロックアップ=M&Aでは、人を一定期間拘束して、経営や事業を従来通り遂行させることを指す。参考:https://careerdb.jp/articles/53

初めてそういう方にお会いしたので、ベクトルさんって買った後も本当に居心地よく対応していただけるんだなあと思いました。

伊藤
そうですね。他の経営者の話を聞いてても、ベクトルさんは超やりやすいですね。

島袋
じゃあデューデリとかはすぐ終わりましたか?それとも、意外と長引きました?

伊藤
普通ぐらいだったと思いますね。話が始まってから、数か月、半年かからなかったくらいだと思います。

島袋
そうなんですね。
では次回は、バイアウトするまでに1番大変だったことについて伺いたいと思います。ありがとうございました!

【出演者情報】
■伊藤新之介:株式会社LAUGHTECH-代表取締役CEO
学生時代からインターネット塾を経営。震災を機に友人に譲渡し、2013年4月にラフテックを創業。立ち上げから1か月で900万PVに達した「笑うメディアクレイジー」に注力。ソーシャル分析ツールの開発に強みを持つ。元エンジニア。
■島袋直樹:Idealink株式会社-代表取締役
2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡。尊敬するじげん社に倣い、「事業家集団Idealink」を目指す。

【株式会社LAUGHTECHのM&A概要】
ベクトル社がPR会社の範疇を超えてコミュニケーション全体を設計し、創出したコンテンツを最大に・かつ最適に流通させようとしていることを知り、融合に興味を持ち、2016年9月にベクトルグループに加わる。

【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCbxAeKe2f9WZGbKy1jHV0Dw

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