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1部上場、あのマッチングアプリの生みの親が登場!|Vol.223 | M&A BANK

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2019.10.22

1部上場、あのマッチングアプリの生みの親が登場!|Vol.223

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 目次 

1.  今日のビッグなゲスト、実は同郷の先輩です
2.  最初は商社に就職していた
3.  大企業人間、インターネット業界へ
4.  まさかの「社内でボロクソ言われてた」過去
5.  やっぱり、競合調査はがっつり?
6.  必聴!創業者に聞く「マッチングの極意」

 

今日のビッグなゲスト、実は同郷の先輩です

島袋
今日も非常にビッグな方に来ていただきました。
証券番号6175、東証1部上場企業!ネットマーケティングの宮本社長でございます、よろしくお願いします!

宮本
よろしくお願いします。

島袋
まさか来ていただけるなんて。ありがとうございます!
宮本さんは熊本のご出身ということなんですが、実は 僕も熊本はけっこう長くいたので、同郷の経営者の先輩ということで。本日はどうぞよろしくお願いいたします!
でははじめに、軽く自己紹介をお願いしてもいいですか?

宮本
わかりました。熊本に小中高といて、大学から東京に来ています。高校は野球で有名な鎮西学園の姉妹校の真和高校っていう…

島袋
はい、真和高校ですね!熊本の人だけわかるやつですね。(笑)

 

最初は商社に就職していた

島袋
そこから大学に進学されて、慶應なんですよね。

宮本
そうです。 英語1科目で大学入って、学生時代に50都市くらい旅行して、「海外の仕事をするぞ」という思いで総合商社に入社しました。

島袋
宮本社長のFacebook見ていただくとわかるんですけど、お母さんお父さんと妹さんとで世界中旅されてるんですよ。なんていい息子なんだ!

宮本
ぼく自身でも、今も年間50日くらい海外旅行してます。

島袋
うらやましいな。

でも最初からネットじゃなくて、新卒は大学卒業して商社だったんですね。

宮本
そうなんです。実は大学1年生のときにC言語でオセロゲームを作ったんですけど、「ちょっと向いてないな」と思って、環境情報学部から総合政策学部に転部していて。

島袋
1年生ですごいですね!それに転部なんてできるんですね。

宮本
ほとんどいないですが、プログラミングより起業とか事業の方に興味があるなと思いまして。

 

大企業人間、インターネット業界へ

島袋
それで、ネットマーケティング社を設立したのは…

宮本
2004年ですね。
商社で働いていた2000年くらいに、孫さんが日本に来て「これからミッドバレーの時代だ」と言って、サイバーエージェントの藤田さんが上場したり、ライブドアの堀江さんが上場したりしたんです。
僕は当時建設部門にいたんですが、そこを潔く辞めてインターネット業界に移ろうと決めました。

働いていた総合商社はものすごい大企業なんですけど、若手のうち、20代はなかなか活躍できないなと思ったんですね。
IT業界ではどんどん20代の方が活躍していて、上場している社長もけっこういました。
それでもう、大企業の看板を捨ててベンチャーという世界で勝負したいなと思って辞めたんです。

それでなぜか最初にベンチャーキャピタルに入ったんですが、投資する側ではなくて投資される側に回りたいなと思ってそのベンチャーキャピタルをやめて、創業したのが2004年です。
商社には3年、VCには4年いました。

島袋
なるほど、でもそこに行ったことによって、ファイナンスとかも学べますよね。

宮本
VCでは投資した会社に営業部長とか新規事業開発長というポジションで行く立場でした。
だから自分自身は投資業務ではなくて、事業育成部門の要員として働いていましたね。

島袋
なるほど、実際にガリガリ事業をやる方だったんですね。
そこからネット領域に入られたということですが、事業は当初から今と同じ領域でしたか?

宮本
そうですね、僕がVCに入っていた下積み時代の4年間にWebのプロモーション会社にいて、そこの新規事業責任者としてやっていた事業がアフィリエイト広告だったんです。
事業ありきというよりも起業ありきだったので、じゃあアフィリエイト事業で会社を作ろうと考えました。

島袋
やっと分かりました。商社からネット業界で起業してこんなに成功されるなんて珍しいなと思ったんですが、下積みがあったからなんですね。

宮本
そこで大企業人間からベンチャー人間にかなりキャラ変したと思います。

島袋
すごいですね。なかなかできないですよ。

 

まさかの「社内でボロクソ言われてた」過去

島袋
余談なんですが、僕が前の会社を創業したのは2008年で、初めて雇った経理のスタッフがたしかネットマーケティングから来られた方だったんですよね。
その人に「あなたみたいな能力のない社長は初めて見ました」って言われたんですよ!
それで僕、ネットマーケティングのサイトを見て「クソッ…クソッ!!」って思ってました。結局その人は1か月位で辞めてしまったんですが。笑

宮本
僕も10年ぐらい前はけっこうボロクソに会社で言われてて…笑

島袋
そうなんですか!?

宮本
はい、それで心を病んでいる時期も長い期間ありましたよ。
創業する時は「4番でエースで監督」を目指して起業したので、経営者じゃなくてプレイヤーだったんです。

会社が少しずつ大きくなってもずっとプレイヤーをやり続けていたので、同じようなことを言われましたよ。
社長が考えていることぐらい現場は半年前からとっくに考えてる」とか。
「いやいや、こんなことも考えてるんだ」って言うんですけど、「それも半年前に考えてた」って言われて。

島袋
腹立つなそれ!笑
でも逆に、それはすごい組織ですよね。

宮本
そうなんですよね。
そういう言葉を聞いて潔く広告事業は現場に渡して、次の新規事業に移ろうと思えました。

島袋
出ました新規事業。
キムさんの動画(JapanStockChannelでのご出演動画)でもおっしゃっていましたが、何勝何敗なんでしたっけ?

宮本
2勝11敗ですね。めちゃくちゃ失敗してますよ。

島袋
でも結果的に、大きく二つ当てたわけで。
まずは広告事業、そしてもう1つがOmiaiですよね。これも参入するタイミングが絶妙でしたね!

宮本
それはもう本当にですね。
タイミングを見計らって入ったというよりも、やりたかった事業に追い風が吹いて、自分ではコントロールできない時流に乗れたところがあります。「ここに社運をかけて!」という感じでもなかった。
様々な事業にチャレンジしていたうちの1つだったものが、たまたま他の事業と違って大きく膨らんでいった。これはやっぱりタイミングだったなと思いますね。

 

やっぱり、競合調査はがっつり?

島袋
その「Omiai事業をやろう」っていう決断は、社長である宮本さんがされたんですよね?

宮本
そうですね、はい。

島袋
アメリカではマッチングアプリが主流になっているから、日本にもいつか来るだろうということで網を張るわけですよね。
となると競合がどういうところなのかリサーチしなきゃいけないじゃないですか。
社長自らユーザーとして実際に登録して使ったはずですよね…?リサーチでいい人と出会えました?

宮本
そうですねぇ……出会えたかなぁ…?
実は大学時代に「何かパソコン通信をやりなさい」という課題があって、インターネットを通じて人と会ったことは既にあったんですよ。97年でした。
それでインターネットで出会った同じ大学生同士で飲み会を開いたんです。

島袋
(事業にする)15年も前ですか!早いな~
それで事業を始めてから、一気にグンと伸びましたよね。

宮本
そうですね。でも広告事業もOmiai事業もまだどんどん大きくしていきたいし、競合もたくさんいて、伸び代もまだたくさんあると思っているので、やりきった感はまったくないです。

 

必聴!創業者に聞く「マッチングの極意」

島袋
非常に聞きにくいんですが、本当にマッチングできるんですか?

宮本
インターネットを使って出会うこと自体は、機能がしっかり作られているので可能です。
問題は「ネットを使って人に会うというのはどうなの?」という心理的な抵抗ですね。

島袋
抵抗あるある。

宮本
そこが1番大きいんだと思います。
「恋人を探そう」とか「結婚する相手を探そう」と覚悟を決めちゃえば、我々のお見合いのシステムに乗って行けば出会えるプラットホームは出来上がっています。
今、それでも毎月「出会いたい」「結婚したい」「恋人作りたい」という人が10万人くらい入ってきていますから。

それにお見合いで結婚したカップルの披露宴で挨拶をさせていただいたりもして。

島袋
まじですか!?すごい!!

宮本
Omiaiで結婚して子供ができた、と写真が送られてきたり、そういうのは日常茶飯事です。
だから広がっているなとは感じますが、まだまだ「インターネットでの出会いってどうなの?」「ちょっと怖いかも」という感覚は根強いので、そこがマーケットの伸び代だなと。
まだ伸びていくポテンシャルをかなり秘めていると思いますね。

島袋
もう1つ質問があります。
ずばり、お見合いアプリで出会うための攻略法を教えていただけませんか?

宮本
そうですね、まず攻略法としてはバッターボックスにしっかり立つことですね。
「(マッチングアプリって)大丈夫なの?」って思っている状態だと、バッターボックスに立っていないわけです。「よし、やるぞ!」って決めることがまずひとつ。

あとは登録しても活動しない、となったらだめです。
スポーツジムみたいに、「入ったはいいけど行かない」ってことになったら、筋肉は当然付かないじゃないですか。

島袋
たとえ上手いですね(笑)

宮本
それと一緒です。やっぱり活動しないとペアは絶対に生まれないので、運動量が重要だと思いますね。

島袋
なるほどね。
絶対やっちゃダメなことはなんでしょうか?。1発目から「飲みに行こう」とかはNGですか?

宮本
それは全然いいです。
そうですね…たとえばドタキャンされたとして、笑顔でいることですね。
「そんなこともある」という気持ちじゃないと、ちょっと萎えちゃいます。

島袋
(笑)なるほどね、そうされても別にクヨクヨするなと。
でもどうやって笑顔にするんですか?

宮本
やっぱり「出会ったことのない男女が出会う」わけで、出会ったことのない人に対する興味ってまだそんなにないじゃないですか。
だからドタキャンされることもあると思うんですよ。

それで「もうやめた」ってなっちゃうといい出会いにもつながらなくなってしまうので、「そういうこともあるさ」というポジティブな気持ちで、気楽に構えずにやっていく方がいいんじゃないかなと。

島袋
さすがですね、いや~面白い!

では、そろそろ1本目もお時間なので、M&Aや上場に至るまでのお話はまた次回以降で伺っていきます。
どうぞお楽しみに!

【出演者情報】
■宮本 邦久:株式会社ネットマーケティング -代表取締役社長兼CEO
新卒で日商岩井(現:双日)株式会社に入社。のちにITX株式会社に転籍し、ネット事業に携わって培ったノウハウを生かし2004年7月に株式会社ネットマーケティングを設立。企業のWebプロモーション支援サービスを開始。2012年より恋愛マッチングアプリ「Omiai」を運営。2017年3月東証JASDAQ市場上場、2018年5月に東証二部へ市場変更、2019年4月に東証一部銘柄に指定。

■島袋直樹:M&A BANK株式会社-取締役会長
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡し、2018年3月よりM&A BANKの運営を開始。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。

順次更新、宮本さんのご出演動画 一気見はこちらから

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