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民事再生に至った事業の貴重な体験談【MiddleField元CEO・中山翔太氏】|Vol.765-766

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2022.11.26

民事再生に至った事業の貴重な体験談【MiddleField元CEO・中山翔太氏】|Vol.765-766

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煌びやかな面が取り上げられがちなスタートアップ業界、貴重な失敗事例を共有いただきました!

▶動画の一気見はこちらから◀

 

ゲスト■中山 翔太氏 MiddleField株式会社 元代表取締役
国内モータースポーツSUPER GTのレーシングチームでチーム運営に関わり、その後独立しMiddleField株式会社を創業。自動車アフター業界のDXを目指しスタートアップを経営してきたが、2021年に経営破綻。現在はweb3領域を準備中。Twitter

聞き手冨岡 大悟 M&A BANK株式会社 共同創業者
KPMG/あずさ監査法人のIPO部、フロンティア・マネジメント株式会社でのM&Aアドバイザー業務を経て、オーストラリアに駐在。日系企業の海外進出支援、事業開発業務等に携わる。帰国後にTOMIOKA C.P.A OFFICEを開設。IdeaLink株式会社のCFOの他、上場準備会社を中心に3社の社外役員も務める。Twitter

 

 目次 

【貴重】スタートアップが民事再生に至るまでの失敗談をお話しいただきました
【スタートアップ】踏ん張っている人たちに、経験者だから伝えられること

 

 

【貴重】スタートアップが民事再生に至るまでの失敗談をお話しいただきました

 

今回は特に貴重な経験談を深掘りします

中山さんの経歴
もともとモータースポーツのレーシングチームで働いていた
2015年にMiddleFieldを創業、2021年に
会社自体を民事再生して事業譲渡
現在はその譲渡先(モーターガレージ)に関わっている

前職で辿った経緯
車業界のIT化を目指して独立
シリーズBでは累計10億円を調達するなど多くのサポートを得られた
シリーズCのファイナンスに失敗し民事再生へ

10億調達から一転、経営破綻のきっかけは?

経営破綻の原因
シリーズAで得た高い評価(期待値)に実態を追いつかせることが難しかった
サービスの磨き上げだけでなく会社として整えていく必要にも迫られたが、経験不足のためかなり苦労した

シリーズBはなんとか乗り越えられた
シリーズAとBの間で既存投資家から追加投資を受けて支えてもらった
新しいエクイティストーリーとしてDXを前面に押し出した結果、
ダウンラウンドとはなったものの12.5億円の評価で資金を調達できた

シリーズCで行き詰ってしまった経緯
もともとBtoCのサービスを作るための組織だった、かつ組織づくりもうまくいっていなかった
新規・既存事業それぞれにコストがかかる一方で数字は伸び悩んでいたが、さらに投資する選択肢しか考えられなかった
残りのキャッシュが少ない状態で頼みの綱だった
事業会社からの調達が成立せず、縮小へ

 

縮小する中で希望も見えたが…

縮小する中でも希望が…
他VCからの投資打診もある中で、従業員リストラ、リカバリープラン作成と同時進行で株主側からの追加投資も受けられる状況に

組織内のトラブルで追加投資が破談に
社内のパワハラが告発されたことがリスクと捉えられ、予定していた調達も立ち消えになり、民事再生に踏み切る

事業サイドの改革を試みたが…
徐々に改革していく中で退職者が増えてCFOは管理側につき対立構造に

急成長が前提のバリュエーションは危険
バリュエーションが下がる想定も含めて株主とコミュニケーションを取り、数字で握っておくことが大切

▶動画はこちら

 

 

 

【スタートアップ】踏ん張っている人たちに、経験者だから伝えられること

 

債権者への返済はどうなった?

債権の返済計画
事業譲渡によってできた資金で労働債権は返済できた
それ以外の債権は満額の返済が難しいため、圧縮する許可をもらった
5年間の民事再生の財政案で返済していく計画を作成

危機に陥ったとき、個人での借入を求めるVCがいた?
中山さん個人への貸付を前提とするような話、出資と貸付を半分ずつという条件を提示されたことも
一方で個人での借入は奴隷契約になると止めてくれたVCもいた

一番大事なのは「家族」
民事再生に欠けるタイミングで、投資家に問われて答えたこと
「そんなスタンスで起業すべきではない」という批判コメントもあった

 

事業をやり直すならどこを改善する?

ビジネスモデルと調達の必要性を吟味すべきだった
まずスモールビジネスをやり、もっとお金を稼いでから資金調達の判断をするべきだった
スタートアップの人達の空気感に飲まれ、正しい判断ができず失敗した

自分の事業では客観性を見失う
自分ごとになると盲目になる
株主との
コミュニケーションはそのためにも必要だった

会社=自分の考えが先行した
取締役としての自覚が足りず株主に対しても本質的な話ができていなかった
株主に報告するだけになってしまっていたのがもったいなかった

失敗した経験を経ての、今後の展望

NFTプロジェクトを立ち上げた経緯
クリエイターがNFTを販売して集めたお金でアニメ化しているのを見て、「新しいモータースポーツを作りたい」という野望にもう一度挑戦できると思った

 

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