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第4回ベンチャーM&Aサミット【2/7】1.識学 ―2. 炎上案件のDDは? | M&A BANK

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2019.09.18

第4回ベンチャーM&Aサミット【2/7】1.識学 ―2. 炎上案件のDDは?

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炎上した案件を上場直後に買収した識学社、既に多数のスピード買収を行っているポート社――
意欲的な買収が印象的な2つの上場企業の経営者を招いて「上場企業が欲しがる事業・会社」を掘り下げた、ベンチャーM&Aサミット Vol.5。
当日の様子の一部をテキストにてお届けします。

 目次 

1. 簡易的なDDで済んだ理由
2. 炎上が起こった後にできることは少ない

 

炎上したから安く買えた?

島袋
池浦さんに聞きたいんですが、上場企業に売却する場合、きっと買い手側の上場企業はDDをかなり重視しますよね。
その際はどういうところを特に注意しますか?

池浦
僕らが今回買ったのは無形商材、いわゆるノウハウの事業譲渡でしたので、法務周りで見たところは、コンテンツそのものが法的に大丈夫かどうかですね。
M&Aの教育ビジネスですので、たとえば弁護士先生がやるべき行為を犯していないか、税理士先生の専門業務を犯していないかという項目のチェック。

あとは、従業員は引き継がないので労務DDはなし、財務DDを簡易的にやりました。買収対象はかなり限定的になったので、すごくシンプルで楽な内容だったと思います。

冨岡
僕は識学の社外役員もやっているので、ガバナンス側の意見を。
一般的には、たとえば梶山さんがM&Aをしたいと取締役会で取り上げたら、本当にそれが大丈夫かチェックする側にまわることが多いです。
でも、さっき池浦さんからもあったとおり、炎上していろんな噂がツイッターで上がってくるのはきりがない、これは間違いないです。

【 解説 】
― 冨岡 大悟 M&A BANK株式会社 代表取締役/公認会計士
KPMG/あずさ監査法人のIPO部、フロンティア・マネジメント株式会社でのM&Aアドバイザー業務を経て、オーストラリアに駐在。日系企業の海外進出支援、事業開発業務等に携わる。帰国後にTOMIOKA C.P.A OFFICEを開設。IdeaLink株式会社でCFOを務める他、株式会社識学などで3社の社外役員も務める。

でも、これはテクニカルに確認する方法があります




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1.識学
― 1.  炎上をどうとらえたか
第5回ベンチャーM&Aサミット【1/7】
― 2.  炎上案件のDDは?
第5回ベンチャーM&Aサミット【2/7】
― 3.  それでも買収したサービスはどんなものなのか
第5回ベンチャーM&Aサミット【3/7】
2.ポート
― 1.  高速買収の理由はスキームにあり
第5回ベンチャーM&Aサミット【4/7】
― 2.  断念した案件とその理由
第5回ベンチャーM&Aサミット【5/7】
3. IPO
― 1.  IPOのジレンマ
第5回ベンチャーM&Aサミット【6/7】
― 2.  経験者にとってのIPO
第5回ベンチャーM&Aサミット【7/7】

 

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